Flamenco
このブランドの創始者は、エレナ・マルティン(Elena Martín)とカロラ・モラレス(Carola Morales)という女性二人。既にファッションの世界で仕事をしていたこの二人が、スペインらしさを全面に出した明るい洋服を作ろうと、1998年にビジネスをスタート。独特の色使いに加え、様々な種類の素材をふんだんに使い、刺繍やスパンコール、貝ビーズ等をちりばめた洋服は、独創的で思わず手に取りたくなります。ちなみに、この二人のデザイナーはそれぞれ3人の子持ち。子育てをしながらデザイナー業をするなんて、本当にすごいことですよね。
Flamencoのコンセプトは4つに別れます。
①カラフル
明るく上品で、温かみがあって、さらに時代を先取りした色を使うのが、このコレクションの基盤です。
②品質
独創的な手製の刺繍、エジプト綿、インドの絹、上品なビーズの数々・・・細部まで品質にはこだわりがあります。
③新鮮さ
独創性があって時代の流れに乗ったデザインであり、同時にエレガンスと新鮮さを兼ね備えているものを追求しています。
④オリジナル
一点ごとに個性があり、Flamencoブランドを体現しているものがお店に出ます。
確かに、このブランドはオリジナルのテイストに溢れている上、ディテールに凝っているので目を引くものばかりです。ただ、色の使い方が明るい物が多いので、ともすると日本の色彩感覚にはあまり馴染まないものも。たとえば、薄いピンクと濃い水色や、明るい黄緑とピンクなどは、面白みはあってもかなりインパクトが強いと感じました。その反面、個性があってひと味違ったジャケットやドレス、ノースリーブシャツ等があり、ポップで上品な服は思わず試着してみたくなります。
私はこのお店のカーディガン、ジャケット、ワンピース等を持っています。下のジャケットとワンピースはまだ着るチャンスに恵まれていませんが、とても着心地が良い上に、ちょっとひねりがきいていて、これから着るのが楽しみです。
日本にもこのお店が早く進出してくれるのを、今から楽しみにしています。