Haruki's way

〜スペイン・この不可思議な国〜

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金子 はるき (Haruki Kaneko-Fernández)

母が英語を話す人だったので、物心ついた頃には外国の人達との交流がよくありました。そのせいか、なぜか「大きくなったら外国に住む」という変な確信が。この確信が現実になったのが高校時代。短期・長期留学で米国バーモント州に二度滞在しました。日本とは全くスケールの違う広々としたキャンパスと芝生の青さに感動し、食習慣の大きな違いに驚き(日本のお母さん達はマメです!)、外国人のほとんどいない田舎で毎日外国語で生活し・・・アメリカの物事を自分なりに受け入れられるようになり、現地の高校を卒業したら、アメリカ人でも日本人でもない子になっていました。

その後、東京大学法学部で勉強し、それから3年間トヨタ自動車(株)の法務部で仕事をした時期は、日本のやり方と自分らしさの間でバランスを見つけること、法律の知識を深めること、正しい英語を学ぶこと、英語以外の言語を学ぶこと(当時はフランス語でしたが)、そして未来の留学プロジェクトの為に貯金をするということを実行できた充実した時期でした。尊敬できる人達にも沢山出会え、今でも本当に感謝でいっぱいです。

2006年、紆余曲折を経てスペインに留学。スペインのことには全く無知な状態で英語のほとんど通じないこの世界に迷い込み、スペイン語を学び始めました。その後、亀の歩みながら、コンプルテンセ大学の国際ビジネス法コースで勉強を始め、修士号取得。

現在は、スペインの首都マドリッドでスペイン人の夫との二人暮らしです。銀行に勤めつつ主婦業をこなすだけで忙しい毎日ですが、二人とも料理、旅行、歴史が大好きなので、これら全ての宝庫であるスペインでの滞在を楽しんでいます。

スペインは多様な文化が存在することで有名ですが、現地に住み、その国の言葉を話し、人々と交流することでさらに見えてくる魅力が沢山あります。また、私にとってスペインの一番の魅力は、実は、心を通わせてくれた人達が話す彼らの人生や価値観についてなのです。そういった諸々の「私から見たスペイン」をこのHPに載せ、皆さんと共有でき、皆さんの心にも響くものとして残ったら、これ以上嬉しいことはありません。

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