赤ちゃんベッドその2
息子が生まれてから早くも5ヶ月半。生まれた時はちょっと大きい赤ちゃん程度でしたが、その後どんどん大きくなり、周りの人曰く「巨大な赤ん坊か、白雪姫の小人」のように成長しました。以前は腕の中にすっぽり収まっていたはずが、今では授乳の時に膝の上に座るようになり、改めて子供の成長の速さに驚かされています。
2011年の長女かおりの時にも書きましたが、ヨーロッパには赤ちゃん用のベッドにもいろいろあり、新生児用のベッド(長さ80cm程度)が使えるのは5−6ヶ月までで、その後はちょっと大きい小児用ベッド(長さ120cm程度)に移るのが一般的です。その小児用ベッドが小さくなると、その後は子供用ベッド(160cm程度)になり、その後は普通の大人用ベッド(190-200cm)になります。日本の布団に比べると実用的ではないとように思える新生児用ベッドですが、生まれたばかりの赤ちゃんが小さい ベッドに入っている様子は本当に可愛らしくて、さらに寝室からリビングへの移動も楽な為、私達は大変重宝しました。
かおりが使用している小児用ベッドはまだ手狭ではなかったのですが、健斗の成長がとにかく速く、このままだと新生児用ベッドに入らなくなる日がすぐ来るのが明白になってきました。こうなったら、健斗をかおりの小児用ベッドに移し、かおりの為に別のベッドを買わなければ・・・と、仕事の合間にベッド探しを始めました。かなり緊急の課題です。
子供用ベッドを色々見て回りましたが、あまりに子供っぽいデザインは好きではないし、シンプルで素敵な物はオーダーしなければいけないことが多く、オーダーするなら健斗とかおりのベッドが揃うまで待とうかどうかと迷っていること数週間。
そうこうしているうちに、夏の暑さも加わって、ついに健斗は新生児用ベッドでは暑くて寝付けないのか、手足をバタバタさせて不快感を示すようになりました。こうなると、一緒の部屋に寝る私達もぐっすり眠れません。かおりのベッドはまだ買っていませんでしたが、 健斗と私達の睡眠を確保する為、急遽かおりの小児用ベッドを健斗に明け渡し、かおりは一時的に客用布団を積み上げた「簡易ベッド」に寝てもらうことにしました。ベッドを弟に奪われるというのは姉としてはあまり嬉しくないこと。以前のベッドより布団ベッドの方が素敵と思ってもらう為に、それなりに体裁を整え、ぬいぐるみを乗せてスタンバイです。
お風呂から出て来たかおりに、「見て見て、ほら、新しいベッドだよー。もうかおりはお姉さんだから、柵がなくていつでも上ったり降りたりできるのよ。健斗はまだ赤ちゃんだから、柵がついた赤ちゃんのベッドは健斗に渡そうね。」と言うと、まんざらでもなさそうです。「健斗、赤ちゃーん!」と言って、思ったよりすんなり変化を受け入れてくれました。安堵です。
その後3週間が経過。かおりは「積み上げ布団ベッド」で寝てくれるものの、だんだん布団の形が変化してきて、そこまで寝やすいベッドには見えなくなってきました。そこで、こちらも色々なお店を見た後に、大人用の大きなマットレスを二つ買い、それを二つ重ねてベッドに仕立てました。この第二の変化も受け入れてもらえるよう、可愛い子供用のシーツや枕カバーを買って準備。「かおりはお姉さんだから、さらに大きなベッドになったのよ。可愛いシーツと枕もあっていいねぇ。」と言うと、娘は大変満足そう。またまた安堵です。
今後の課題は、健斗が大きくなって二人で子供部屋を使うようになった時も考慮しつつ、どのようなベッドを買ってどのように配置して行くかです。
ちなみに、かおりは「お姉さんだと大きいベッドに寝られる」と理解したようで、時々私達の部屋に来ては、「かおり、もっとお姉さんになる、もっと大きいベッドー!」と言うようになりました。だんだん要求が高くなってくる娘です。
かおりちゃんが日に日にお姉さんらしくなり、健斗くんがぐんぐん成長していく様子が目に浮かび、ほほえましいです。
チェスカさん
ありがとうございます。
二人の成長の速さにいつもびっくりしますが、改めてかおりの赤ちゃん時代があっという間に過ぎ去ったんだなぁ・・・と実感し、健斗の日々の成長を楽しもうと思っています。
とは言え、日々の忙しさで夜になると何をするでもなく寝てしまいますが。