降誕祭
クリスマスはキリストの生誕を祝う祭ということは、実は日本では知られているようで知られていないことなのかな、って思います。
クリスマスの昔の日本での呼び名は「降誕祭」。個人的には、日本ではこっちの方が何となくしっくり来るような気がします。
降誕というと私が思い出すのが我が家にあった「ご降誕の像」セット。小さな小屋を半分にしたものの中に陶製のヨセフ、マリア像があり、二人の間の飼葉桶の中に赤ちゃんのキリスト像があるというもの。シンプルだけど、これがリビングに登場すると「クリスマスが近づくなぁ。。。」と幼心にわくわくし、同時にちょっと神妙な気持ちにもなったものです。
このご降誕セット、スペインでは至る所で見られます。しかも、この3人だけでなく、ダビデの星を追って来た羊飼いや羊、さらに東方の三賢者やその他諸々がくっついた壮大なものばかり★
改めて、スペインでのクリスマスの重要性について考えさせられます。
ちなみに、このセットはスペイン語では”Belen”。ベツレヘムのスペイン語版ですが、「ベツレヘム」がもうご降誕セットを意味するというから面白いです。
皆の会話でも、「今年はあのベツレヘムがきれいらしいよ。」とか、「小さい子が喜びそうなベツレヘムがあるよ。」となるわけで、何も知らないで聞いていると不可解極まりないです(笑)
英語では生誕に焦点を当てて”Nativity”だし、フランス語では”Creche de Noel”で飼葉桶が中心なので、スペイン語の「ベツレヘム」は個人的には「単純化が好きなスペイン人だなぁ。。。」なーんて思ってしまいます
さて、我が家の近くにもちらほらとこのBelenが見られるようになってきました。
まずは隣のパン屋さん。
ミニチュアがなかなかよくできていて、ちゃんと川も流れています。色がちょっときつい気もするけれど温かみがあって、家に帰る前に必ず見るようになってしまいました。
次に、近くの市役所のベレン。
これはかなり立派なのでそのうち写真に収めたいです。これを観る人が列を作って市役所前で立ち話をしているのですが、私は最近動いてばかりなのでパス。でも、ニュースで見た限りではすごく素敵です。
そして、お花屋さんにも植木の陰にさりげなくベレンがありました!
上の写真のベレンは家から2ブロック先に行った所にあるタイル屋さんのもの。これはミニチュアが精巧にできていて地元ではなかなか評判らしく、夜には防寒対策ばっちりの親子連れが見られます。ちゃんとクリスマスの曲がかかっていて、夜の10時までライトアップされて見られるようになっている上、天使が飛んだり穴から出てくるウサギを捕まえようとする女の子がいたり、踊っている一団がいたりで、私も十分楽しんでいます。
ところで、10時まで起きてこれを見ている子供達って・・・やっぱりスペインです(笑)
ライトアップが終わると子供達が「え〜〜」とがっかりしているのがまた可愛らしい
そうそう、このベレンにはちゃんとヘロデ王までありましたが、あるパパが子供に「あの白いお城にいる人は誰かな?」と言ったら子供が「天使!」と答え、パパが「もっと悪い人なんだけどなぁ。」と言っていたのには笑えました。こういうのを繰り返して、ヨーロッパ文化の礎であるキリスト教を皆が学んで行くんですね。
この写真の赤ちゃんはあまり一生懸命見つめていて、最後ガラスに頭をぶつけていました。
ふと気付くと、こういう幸せな思い出を子供達が沢山作っていけますように。。。と思わず願ってしまいます。
クリスマスって、他の人の幸せを特に願いたくなる季節なのかも知れませんね。
えっ
コレお店のショーウインドーなんだ!!
すごくいいですね〜!細かくて色合いとかヨーロッパな雰囲気
パン屋さんと市役所のも見たいです
!!
とっても素敵ですね!
生木のリースといい、ベレンといい、とっても温もりを感じます☆
キリスト教ではない私は、日本ではクリスマスの意味よりもイベントとしての存在しか感じないので
(私は神妙な気分になったことがありません・・・)
Harukiさんの日記を読んでいて、いいなあ〜☆と思います♪
通年行事として宗教を学ぶのは、生活に結びついていて理解しやすいですよね。
日本でもきっと、教会などでは神聖な日として厳かな空気が流れているのでしょうね〜。
機会があったら行ってみたいです、教会☆
私の中高はプロテスタント系の学校だったので、質素なクリスマスでした。
賛美歌コンクールがあったり、もみの木がライトアップされたり、それはそれでよかったんだけど、こういう、カトリックのビジュアル的なクリスマス装飾憧れるなあ。
クリスマスの本当の意味とか歴史とか文化とかを知っていると、クリスマスが断然楽しくなるのかもね。
すごーい!ミニチュア楽しい!こういうの私大好き。
私がこの場にいたら子供たちに負けじどガラスにへばりついてみてしまいそうです。
ヨーロッパは陸つづきで宗教も同じキリスト教なのに、「降誕祭」ひとつとっても国によって言い方が違うっていうのは面白いね!
ロスに住んでた頃はどの家も前庭が広いため、そこに一式飾ってありました。人形が大きいので迫力があるけど他の飾りつけもすごいので全体の一部という感じでした。スペインではメインの飾り付けみたいだね。
ベレンって言うんですね!
わたしの通っていた幼稚園は、カトリックだったのでこれ有りました!
園児もバザーで小さなもの(ヨゼフ、マリア、イエスと天使など)を買って帰り(親が、ですが。。。)「西本願寺門徒」の家庭でも「降誕祭」をいたしました♪
あと幼稚園では「降誕劇」もしたわ〜〜。
でもジオラマって大好き
自分も物語の中に入れるから
赤ちゃんも夢中になるんですね
ごっつんこなんて、可愛い
前にお話しました、塩の華さんのブログから
cottonちゃん
そうなの、お店のショーウインドーなの。
こっちにいるとたくさんあって見慣れちゃうけど、やっぱり初めて見た時は興味津々だったよ♪
>パン屋さんと市役所のも見たいです!!
市役所のは土曜日に見に行ければと思っているけれど・・・もうちょっと待っててね
アンナさん
>通年行事として宗教を学ぶのは、生活に結びついていて理解しやすいですよね。
それは本当に思います。
日本もそうですよね。お寺や神社に行くから自然にお参りの仕方が分かるし、やっぱり海外から人が来ると、お参りのやり方がぎこちない時も
生活に結びついているっていうのは何事も身につきやすいと本当に実感しています。文化も語学も。(日本だったら私はスペイン語の勉強は続けられません・笑)
こっちは皆がウキウキしているのが分かって楽しいですよ★
マナオ
マナオの高校もミッションスクールだったんだね!
私のところもそうだよ。(私のはカトリックだったけど。)
宗教を学ぶのにはいろいろな意見があるけれど、どの宗教でも芯の部分は「愛」という人間が生きるうえでの大切な部分を教えているんだと思います。
その頃は心にあまり響かなかった内容が今になって重さを増してきたりとかない?
プロテスタントのクリスマスっていうのも面白そうだね!
そうそう、マナオの結婚式の写真を見たよ。すごくすごく可愛かった
コメントを書きたいと思いながら忙しくてそのままになってました。
もうちょっと待っててね★
まゆちゃん
まゆちゃんの行ってきたポーランドもクリスマスの雰囲気が出ていたんじゃない?でも、同じ宗教でも国によって違うっていうのは興味深いよね。
>私がこの場にいたら子供たちに負けじどガラスにへばりついてみてしまいそうです。
私もかなりへばりついていたよ(笑)
そして、夫に何かを質問すると子供たちが代わりに答えてくれたりして、それが間違っていたりするのがまた面白かったです。
実は、電気が消えた時は子供と一緒にがっかりしてました
ぴょっち
久しぶり!
そっかぁ、ロスでは巨大な置物だったのね。
使わない間は地下とかに置くのかな?しまうスペースがあるっていうのがまたアメリカだと思います★
私がアメリカにいた時はそれがもの珍しくて、寒さも何のそので外に一人ででかけて吹雪の中人の庭の写真を撮ってたよ。
今思うと、あの寒さの中出られたのは若さだなぁ・・・と感じるけど(笑)
プリンさん
私も幼稚園はミッション系でした!一緒ですね!
プロテスタントでしたが、確かに降誕劇やりました!!!(羊飼いか羊の役をやったと思いますが・・・昔はあまり気にしませんでしたが、人か動物か覚えていないってすごいことですね。)
もしジオラマがお好きでしたら今のクリスマス辺りが見所ですが、巨大なものでもよければ是非イースター週間にいらして下さい。
かなり大きなキリストやマリア像のおみこしを見ると、クリスマスとは違った感動がありますよ!
ブログも見ました。
心が温まるような優しいクレッシュですね
>人か動物か覚えていないってすごいことですね。
↑まったく!笑(^^ゞ
わたしは、
花か石か草だったと思います。
アタマに紙で
描いたモノをかぶって、舞台の上で座ってたんですが、
オシリが冷たかったことは、はっきりと覚えています。
プリンさん
>アタマに紙で描いたモノをかぶって、舞台の上で座ってたんですが、
>オシリが冷たかったことは、はっきりと覚えています。
きっと可愛かったんでしょうね〜
そういう所を覚えているっていうのがまた子供らしくて好きです(^^)
クリスマス(それとも年の瀬の雰囲気かしら?)って昔から大切にされていたんですね。
見てくれてたのね!
(伝えたほうがいいかな?と思っていたので、ひと安心。)
コメントは、気にしないでちょ〜。
マナオ
返事したよー☆
新婚旅行、楽しんできてね
同じヨーロッパにいると思うと嬉しいわ