Haruki's way

〜スペイン・この不可思議な国〜

Valsaín再び

バルサインののどかな牧場の風景

バルサインののどかな牧場の風景

5月15日〜17日にかけ、また昨年と同じようにセゴビアの街バルサイン(Valsaín)に行ってきました。これは毎年恒例の夫のゲームクラブの合宿(?)です。詳細は昨年のページをどうぞ。

今回は私の他にも、ゲームをしないけれど皆と一緒に美味しい食事をいただいて自由時間をゆっくり過ごしたいという人がいました。彼女の名前はイサベル(Isabel)、参加者の一人の奥さんです。今回は子供2人をご両親に預けて参加してくれました。彼女のお陰で本当に楽しい3日間を過ごすことができました。

まず、一日目に写真の牧草地を二人で散歩したのですが、なんと至る所に尋常でなく深いぬかるみがあり、必至に歩きながらも私はふくらはぎ位まで泥に浸かってしまいました。私の白いスニーカーとズボンはすっかり泥だらけ・・・。ひとまずホテルに戻り、お風呂場で手洗い(涙)その後彼女と一緒に近くの街まで買い物に出かけたのですが、何と坂道に駐車したら車が溝にはまり抜けられなくなりました。運良く近くにいた人をつかまえて警察の人を呼んでもらい、最後には皆で押して溝から抜け出しましたが、そんなこんなでお店も閉まってしまい、結局二人でバルで飲みながら話して終わり。それもまた楽しかったです。

セゴビアの大聖堂近くの広場でくつろぐ人たち。時間の流れのゆるやかさを感じました。

セゴビアの大聖堂近くの広場でくつろぐ人たち。時間の流れのゆるやかさを感じました。

二日目はセゴビア観光。最初のほとんどの時間は靴を買うのに費やしてしまいましたが、セゴビアの中でも美味しいことで有名なバルに行き、そこのタパスをつまみながらおしゃべり。大聖堂の広場でくつろぐ人たちを見たり、お土産屋さんをのぞいたりしながら本当に楽しく過ごしました。タパスは普通飲み物を頼むとサービスで少し添えられてくるおつまみですが、それ以外に一品料理として頼むこともできます。カウンターに座ると色とりどりのタパスが目に入るようになっていますが、今回のバルのタパスはそれはそれは美味しそうで、ついつい頼んでしまいました。お店の雰囲気、食べ物の種類や色合いって本当に重要ですね。

おいしいタパスの数々。

おいしいタパスの数々。

食事の時間はゲーム参加者の男性達との会話も楽しみました。戦争のstrategy gameをする人たちなんて言うとちょっとオタクっぽく聞こえるかも知れませんが、皆とても親切で社交的な人たちです。私たちの知り合いのほとんどは仕事や友人を通じてという感じなので、どうしても同世代に偏りがちですが、このゲームの集まりでは若者から60代の人まで参加しているので、色々な世代の色々な地域の人と話ができるのがとても面白いですね。私やIsabelが退屈しないように色々と気を遣ってくれるのもありがたいです。

一般的に、スペイン人は知らない人とでも楽しい会話をするのが得意だと思います。きっと通りを歩いていて普通に知らない人と会話ができたり、お年寄りに親切にしたり、そういうことに慣れているからなのでしょう。そして、「内/外」の差が日本ほど大きくはない気がします。知らない人とこうして会って数日過ごすのもそこまで億劫ではないんですね。小さい頃からそういう環境にいたかどうかが大きいので慣れの問題だと思いますが、これはスペイン人から見習いたいなと思う部分です。

とても楽しい3日間でした!

Leave a Response