Haruki's way

〜スペイン・この不可思議な国〜

病欠の妙

仕事場でちょっと興味深いことがあったのでご連絡です。実は、私の上司(日本人)が風邪をひき、体調が悪いのに無理をして出勤していた所、ついに肺炎になってしまい4週間の自宅療養となりました。大変だなと思いながらも、個人的には日本の会社員の「周りに迷惑をかけないように」と多少無理して出社する状況も知っているため、理解できない訳ではありませんでした。

しかし。。。同僚のスペイン人の反応は厳しかったです(笑)

  • 物珍しがる

「なんだ、あの怪し気なマスクは???」

→ヨーロッパでは日本の風邪用マスクみたいなものをつけている人はいません。あまりにもカッコ悪いので、辛くても普通外出時につけないみたい。なので、つけていたらものすごーーーく重症な感じ!掃除のおばちゃん、口をポカーンと開けて見ていました(笑)

  • 休めば?

「あんな状況なら医者から療養証明もらえるから休んだ方が得なのに」

→一日の病欠であっても、日本のように病気の時に年休を使うことはありません。医師の診断書をもらって元気になるまで休むのが一般的。なので、そこで休まないのは、スペインでは仕事中毒者のみ。また、体調が悪くて仕事が遅れたからと言って、その体調の悪い人を責める事は絶対ありません。「仕事は遅れればよろしい」

  • 効率が落ちる

「あんな状態で仕事をしたら効率がおちるんだから、元気になるまで休めばいいんだ」
→日本のように、辛くても出社するとその努力を周りが買ってくれる、ということは全くないです。

  • ミスが出る?

「体調が良くない時に仕事をしてミスでも出たら、それこそ周りに迷惑をかけるんだから、来ない方がいいのに」

→日本の誠心誠意の出社は効かないどころか、逆効果でした・・・。

  • マスクを外したー!

「あんなマスクをつけているから病原体の塊みたいに見える。お願いだから、人と話す時にマスクを外してウイルスを放出するなー!」

→日本だと、人と話す時に気を遣ってマスクをはずす人もいますが、これは一番犯してはいけないミスだったみたいです。そんなことをここ最近学びました。

日本で当然のことがこっちでは当然ではないので、できる限り私はスペインのやり方にあわせるようにしていますが、日本から派遣で来ている上司は難しいと思いますね。スペイン式でやったら日本からは「だらけている」と思われ、さらには出世の道が阻まれるなんてこともあるかも知れない・・・。でも、体調がよくない時にも週末付き合いのゴルフやソフトボール大会に参加している上司を見て、付き合いって恐ろしいものだな〜としみじみ。私は現地採用枠だから持つんだと思います。。。

スペインのような「病気の時には安心して休める環境」「仕事より体調を優先する人達」が日本にも少しずつ増えて定着していけばいいな、と個人的には思います。難しいことかも知れないけれど、こうして他の国で過ごした日本人がその良さを理解し、日本に戻った時に自分たちの部下に対してだけでもしてくれれば、仕事環境って少しは良くなるのかな、と。

よく、退職して「やり甲斐がなくなった」「なにをすればいいのか分からない」と言う男性の話を聞きますが、それって、「病気の時でも無理して仕事をしなければいけない環境」「病欠すると出世に影響するシステム」が原因でもあると思います。自分の時間を普段から与えられていればそこまで空虚な気分にならないはずだし、仕事以外の活躍の場を見つける時間も若いうちから確保できると思うので。

 

秋はケーキの季節。チョコレートケーキに挑戦。

秋はケーキの季節。チョコレートケーキに挑戦。

実は、今週ちょっと体調が悪くて数日会社をお休みしました。お医者さんから証明書を出してもらい、今日こそ会社に行こうと思っていたんですが、同僚から「どうせ金曜日は午前中しか仕事がないんだから休みなよ。それに、スペインでは1、2日だけ休んで出社すると、それこそ病気だったのか、って思われちゃうよ。」と言われ、最終的には休む事に。多少本調子じゃなくても出社しようとした私にとって彼女のアドバイスは非常にありがたかったですが、この辺の日本とスペインの違いは未だに分かっているようで分かっていないものです。やっぱり私って日本人だな〜と実感しました(^^;)

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21 Comments

  1. マスクがそういう風に受け取られるのってすごいねえ。
    さすが「スペイン風邪」の国!
    これがドイツとかだったら、
    マスクしないやつは来るな、的な反応だったりして(笑)
    日本もそろそろ寒くなってきました。

  2. 私は 海外に長く住んでいるし、ヨーロッパにも いつも行くので、
    Haruki さんが 上に書いている スペイン人の反応は 
    100%に近いくらい 理解できます。
    でも 仰るとおりで、仕事なんて、時間ではなくて、結果です。
    うちの会社では 毎朝 遅刻してくる社員が います。
    遅れ方も 10分や20分ではないです。
    1時間〜1時間半です。
    『もう少し 早く来てほしいなあ』って、
    1年に1回くらい 言うだけです。
    そのときでも 怒っていません。 優しく お願いします。
    なぜ 怒らないかというと、彼女は 遅れてきますが、
    結果は残します。
    必要なときは、仕事を自宅に持ち帰って 対応しています。
    そして、我々にとって、最も重要な客が 
    とても 彼女の仕事を評価しています。
    私は 甘すぎる上司なのかもしれませんが、
    仕事ができない人間は、残業しても 首にします。
    あと、スペインで 一緒に ビールを飲みながら
    harukiさんに 話しことがあると思いますが、
    仕事って、自分も含め、ステークホルダーみんなが 
    幸福になるために やっていると思っています。
    風邪引いて 他人に感染させたり、
    仕事しすぎて ぶっ倒れたり、過労死したり、
    ストレスためて 精神を患ったり、
    自殺したり、家庭まで不和になったりってのは、本末転倒です。
    仕事の時間ってのは、自宅にいるよりも長くなります。
    そんな 長い時間を 矛盾や理不尽なことを押し付けながら
    仕事させるって どうなんでしょうね?
    私には できません。
    心から 働きたい状態、気持ち、やる気を つくり
    その中で 最高の結果を出してもらいたいと思います。

  3. おお、体調は戻った?
    スペインの病気感、一部賛同するな〜。
    病気なのに来られて周りにうつす可能性もやっぱ考えて欲しいよねー。
    マスク外すは、本当にやめて欲しい!
    何のためのマスク?!って気持ち凄く解る。
    それに、熱で浮かされた中途半端な仕事は、後々迷惑だしね!
    う〜む、こうしてみると、あんまり日本人感が私にはないかも!
    何にせよ、体調には気をつけてね〜!
    日本もそろそろインフルエンザの季節かも。

  4. うちの会社は結構進んでて(?)病気ならそれこそ休め・休みますという感じだよ。残業は極力させないし、この間社員専用マッサージルームができて、予約してマッサージ受けにいったり出来るよ。心身共に健康が一番だよね。体調大丈夫かな?お互い気をつけようね。

  5. Goさん
    ふふふ、スペイン風邪(笑)
    あれって、ちょうどその頃風邪がはやったのもそうですが、他の国は戦争で人が死んでいて病気で死んでいる人が少なかった為、「スペインはすごい数の病死者が!」ってことにもなったとか。実際どんな風邪だったんでしょうねぇ。
    あ、マスクですが、フランス人とイギリス人の友人は「死んでもつけない。あんなのつけているのは日本人くらいだ。」って前に言っていたので、恐らく彼らの中にアレルギー反応があるのでは?
    残るは、Goさんの言うドイツ辺りですね。ちょっと調査が必要です
    陳さん
    >なぜ 怒らないかというと、彼女は 遅れてきますが、
    >結果は残します。
    >必要なときは、仕事を自宅に持ち帰って 対応しています。
    カッコいい部下ですね!
    そういう「やるときはやる」のも、基本は残業とかをしない風土だからこそ育つのかも知れませんね。
    毎日残業だったら、「どうせ時間がかかるから・・・」と食事も規定時間以上かけ、仕事中にメールをチェックし、他のことをし・・・ってことになりかねず、結局効率は落ちてしまいますからね。
    それにしても、陳さんは本当に部下に優しいですね。
    そういう上司だからこそ、部下ものびのびと行動できるんでしょうね☆
    そういえば、夫が日本で仕事をしていた時、職場に仕事中いきなり突っ伏して寝る人がいたそうです。
    で、周りの人が「彼は優秀だし、仕事をたくさんこなす上に残業をするから、寝たい時に寝ればいいんだ。」と夫に言ったとか。
    これは「フレキシブルな会社」と言うべきか、「個人の業績によって、仕事中に昼寝タイムを設ける会社」と言うべきか・・・複雑です

  6. ねこ
    もう風邪は大丈夫だよー!
    今回は胃にきたので食欲が落ちた。。。この私ともあろう者が!
    >病気なのに来られて周りにうつす可能性もやっぱ考えて欲しいよねー。
    >マスク外すは、本当にやめて欲しい!
    特にねこどんの場合は状況が状況だから、重要な日とか何かスケジュールが決まっている直前にそんな人が出たら本当に困るよね。
    体調には気をつけるんだよー!
    >う〜む、こうしてみると、あんまり日本人感が私にはないかも!
    それは・・・もう知ってたよ(笑)
    ぴょっち
    おー、久しぶり!!!
    体調はお陰様でもうすっかり平気だよ♪そして、週末はきっと色んな予定が入るのだ・・・。スペインって週末は休息じゃないのよねぇ。
    >この間社員専用マッサージルームができて、予約してマッサージ受けにいったり出来るよ。
    ぴょっちの会社って・・・どんな所だ???

  7. 企業文化の違い、国境を越えるとこんなにも違うのか、
    とびっくりすると共に大変興味深いです。
    病欠で年休を使わず、医師の証明できちんと休むのが正論だ、と私も思います。
    (有給休暇の本来的意味ですし)
    私のいる職場はマネージャーごとにカラーがあるようです。
    上司は外資が長かったので結果出せば早く帰りなさい主義。。。を掲げています
    Harukiさん体を大切になさってくださいね!

  8. 体調はもう大丈夫ですか?
    実は私も今週は体調が悪く…二日ほど休んでしまいましたf^_^;
    私は派遣なので、よほど忙しい時でなければ体調によって休んだり通院で遅れて出社したり、と
    自由(その分時給が引かれるだけなので。笑)ですが
    IT系の職場で、夜間対応が土日関係なくあるようなところなので
    社員さんは体調悪くてもマスクして出て来ます(>_<) 自分がいないと…という責任感は素晴らしいと尊敬しますが 他の人が空いた穴を補い合える状況を作っておくのも必要ですよね。 また、本当に仕事人間!て人も居ます… ネットのニュースが話のネタみたいな… なんだか切なくなります… もっと人生楽しまないと、お金がいくらあっても意味がないのになーなんて。

  9. 面白い!病欠で分かる文化やね〜
    ところで、昔、イタリア人がヨーロッパ各国人との仕事の相性を評してたことがあって、ドイツ人はマジメだとか、スイス人はOKとか、オランダ人はやりやすいとか言ってて、とにかくフランス人は合わんとか言ってたよーな

  10. ちかこちゃん
    アンナさんの職場も無理している人がいるんですね。
    でも、アンナさんはしていなくてホッとしました(^^;)
    >また、本当に仕事人間!て人も居ます…
    >ネットのニュースが話のネタみたいな…
    >なんだか切なくなります…
    いますね〜、そういう人も。
    そういう人の生き方も尊重しなければと思うんですが、やっぱり人生は人との関わりの中で広がるものだと思うので、ちょっともったいない気はします。。。
    アンナさんもお大事に

  11. いづくん
    >ところで、昔、イタリア人がヨーロッパ各国人との仕事の相性を評してたことがあって、ドイツ人はマジメだとか、スイス人はOKとか、オランダ人はやりやすいとか言ってて、とにかくフランス人は合わんとか言ってたよーな
    確かに、色んな人に聞いてもドイツ人、オランダ人、ベルギー人辺りはやりやすいと聞くよ。一度OKを出すと本当にOKで、忘れていたり撤回したりってことがほとんどないらしいです。
    (って、日本では当たり前のような気もするけどさ。)
    スペイン人はイタリア人と結構似ていて、「お、これいいね、すごいねすごいね!」と言ってやる気満々のように見せながら、その後ころっと忘れてしまうところがあるの(笑)
    でも、基本気が優しくて、そして意外と効率的な所もあるかな。
    フランス人。。。特にパリ人は良くないと皆が言ってる。。。
    要は、「パリが文化の中心。他はビジネスができようが野蛮人ばかり。」という考えを持っている人が結構いて、その尊大さが鼻につくことがあるよ。
    凛として堂々と自分の考えを述べればそれなりに尊重されるけど、フランス人とやり方が違うと「無作法者」となりがちかなぁ。
    あと、その尊大さの表し方が直接的じゃなくて、これまたちょっと嫌みっぽいところがある
    とはいえ、私はパリという街は好きなので、ここは甘んじて受けなければならんのだろうか。
    ちなみに、よく比較して面白いと思うのが、スペインとフランスのナショナリズムの違い。
    スペイン人は、「うちの村が一番!他のことはよく知らないけど、うちが一番だ!」みたいな感じで、「外を知らない人達だなぁ」と思いつつ、ちょっと純粋さが可愛いです。
    それに比べ、フランス人は、「うちの街/国が一番!他は野蛮で洗練されていなくて見劣りがする」と、相手をかなり見下した感じが匂います。
    それが全部の人に当てはまるわけじゃないけど、そういう傾向はかなり強いかな。日本の文化は繊細ということでフランスでは受けがいいみたいだけどね。

  12. 上に描写されている フランス、ドイツ、オランダ、
    スペイン、ベルギーの人たちの
    国民性 とても うなづけます。
    申し訳ないけど、
    フランス人は 世界で 最悪の民族だと 思っていますよ。
    (芸術性を除いて)
    不思議なのはね、たとえば フランスは ヨーロッパの中で
    一番 金払いが悪くて、いつも2ヶ月遅れ、〜6ヶ月遅れくらいで
    支払ってきます。
    その間、こちらは、『早く払ってください』って 毎日のように
    プッシュします。
    そしたらね あるとき 逆切れするんです、彼らは。
    『そんなに 支払い、支払いって うるさいところとは 商売しません。』って。
    それで、商談のアポイントがあって、パリまで来ているのに、
    『明日の商談は キャンセル』とか 言ってきます。
    そもそも、そうやって うるさく言わないと いけないのは、
    誰のせいなの??? 私たちが悪いの?
    って 一瞬 頭の中が 真っ白になります。
    そんなわけのわからない論理、フランスでは 普通ですが、
    それ以外の国では ありません。
    他にも 支払いの遅い会社って 中にありますが、
    それでも、支払いは支払い、商談は商談。
    すべて 別物で、冷静な話しあいが どこででも できます。
    だから、フランスの客には、商談前には、支払いの催促を止めています。
    子供に言い聞かせるような 細心の注意が必要です。
    過去にフランス人数百人と接してきましたが、
    フランスにも 良い人はいますが、その割合が少ないです。
    フランス人10人いれば、7人までは 変人だと 思っています。
    私が好きな民族は、ヨーロッパでは、
    デンマーク、スペイン、ベルギーです。
    アジアでは 香港人かな。
    (日本人より良いです)
    でも、日本女性は 大好きです。
    日本人は、自分も日本人だし、 
    友人もたくさんいるので、好きですが、
    ビジネスの相手としては、???です。
    接待、残業、もたれあい、馴れ合いみたいなのが
    優先されるのが どうも。。。

  13. ほーう。面白い
    けど、それだけ違うのにそれぞれそれなりに成り立ってるよーに見えるのは更に面白いね〜
    しかし食いすぎた〜、ラーメンは日本が世界一やな

  14. ちなみに harukiさん、うちの会社も残業はしますよ。
    でも、歓迎もしませんし、強制もしませんし、拒否もしません ってレベルです。
    早く終われば、みんな6時には 帰ります。

  15. ちかこちゃん
    ごめんね、名前とコメントが一致してませんでした!
    >病欠で年休を使わず、医師の証明できちんと休むのが正論だ、と私も思います。
    >(有給休暇の本来的意味ですし)
    本当にそうだよね。
    でも、会社全体のシステムを変えるのは本当に難しいとも思います。。。
    私が日本で働いていた時は、たまに体調が悪い時は上司の承認のもと生理休暇のシステムを利用していたよ。給料は100%払われ、年休も差し引かれないというものだったので。でも1日だけだったけどね。
    日本も少しずつ、若い世代の間で休みの活用の仕方が上手になっている気がするけどどうでしょうか。これからが楽しみです☆
    アンナさん
    名前を間違えてちかこちゃんあてに書いてしまいました。
    上のコメントになります。ご迷惑かけてごめんなさい
    陳さん
    フランスとの商売は本当に大変なんですね。。。
    特に陳さんは服飾関係のお仕事なので、フランス人がさらに居丈高になるのかも知れませんが。そういう人達は人間性の部分で何かが足りていない気がします
    私の従兄弟の一人はデザイナーで、以前イタリアとパリで有名ブランドのパタンナーをしていました。
    彼も、「パリは人が冷たいし、デザイナーの世界で有名になるには人に媚を売ったりしなければならないから、そこは非常に難しい。」と言ってました。
    さらにホモセクシャルの率が高く、上に行くには体を売る人がたくさんいて、そこで上に行っても他の人達からは「体を売ってのし上がった人」と見られる傾向もあるとか。厳しい世界ですね。。。
    それぞれの仕事に楽しい事や大変な事があるわけですが、願わくば筋の通った仕事をしたいものだと思います

  16. いづくん
    >けど、それだけ違うのにそれぞれそれなりに成り立ってるよーに見えるのは更に面白いね〜
    そうだよね、本当に。
    きっと、同じ基準でやっている国の中ではあまり問題がないというのと、自国のスタンダードが通じない所でどこまで理解を示せるかっていうのは大きいと思うなぁ。
    あとは、商売がからむと何だかんだ言って人は頑張るのかもしれない(笑)
    最初は自分の国と全く違うことを目にすると不快に思えるものが多いんだけど(電車内で携帯の音楽をならして聞いているとか、酔っぱらった集団が電車に乗って歌っているとか)、それにもだんだん慣れてくるから不思議だよね

  17. > 特に陳さんは服飾関係のお仕事なので、
    > フランス人がさらに居丈高になるのかも知れませんが。
    > そういう人達は人間性の部分で何かが足りていない気がします
    そうですね。
    人間性に 欠陥がありますね。
    それに、harukiさんも書かれているように、
    『フランス人以外は野蛮人』 という考えを 
    フランス人の大半は 持っていると思います。
    フランス人の難しい点 山ほど ありますが、
    もう一つ書くと、彼らには 中庸という概念がありません。
    過大か過少です。
    たとえば、良い商談を終わった後に、
    『たくさんの宝物のような商品を私に提案してくれて、ありがとう。』
    など、感謝のメールを もらうことがあります。
    その 同じ客先と 支払いの問題などで もめると、
    次は、最悪の評価に変わります。
    気分の乱高下が 激しいのも 問題です。
    だから、フランス人の客から いろいろ 感謝されても、
    明日は、真逆の評価をされる可能性があるとわかっているので、
    絶対に 喜べません。
    > さらにホモセクシャルの率が高く、
    確かにフランス(スペインでも)では、
    男性デザイナーの 80%はゲイだと思います。
    でも、ゲイのデザイナーってのは、
    ビジネス的には、悪くない部分もあります。
    男性の論理性と、女性のセンスの両方を持ち合わせているからです。
    我々が作っているファッションは、芸術品ではなく、
    あくまでも商品なので、
    その意味では、論理性とセンスの両方が求められ、
    その両方を 理解できるのは、
    女性よりも、男性よりも ゲイの方が優れているケースが多いです。
    > 上に行くには体を売る人がたくさんいて、
    > そこで上に行っても他の人達からは
    > 「体を売ってのし上がった人」と見られる傾向もあるとか。
    > 厳しい世界ですね。。。
    それは、あるでしょうね。
    あと、フランスのファッション業界のトップのうち70%はユダヤ人です。
    これも、フランスのファッションビジネスを難しくしている理由です。
    彼らは、手段を選ばないし、他人を陥れてでも、 
    自分が 成功することが当然と 教えられていますから。
    (例外もありますが、少ないです)
    > それぞれの仕事に楽しい事や大変な事があるわけですが、
    > 願わくば筋の通った仕事をしたいものだと思います
    同感です。

  18. 陳さん
    いろいろとありがとうございます。
    フランス人、商売をするには気を引き締めてかからなければいけないですね。。。
    こっちで知り合ったフランス人(しかもパリ育ち!)でとても気の合う人がいるんですが、彼女は「パリの人をバカにした風潮がどうも好きになれない」と言って外国暮らしをし、現在マドリッドに住んでいます。
    やっぱりいわゆるフランス人とは違う感じがします。
    そうそう、マドリッドではよくゲイのカップルを見かけますが、ゲイの多い地区であるChuecaでは素敵なデザインのインテリア小物や洋服がたくさん売られています。レストランやカフェもなかなかお洒落です。
    ちなみに、個人的には、皆それぞれの主義主張があって当然ですし、私自身の権利が制限されるわけではないのでゲイについては容認の立場ですが、それでもやっぱりゲイカップルがキスしているのを見るとついつい見てしまいます(笑)

  19. はるきさん、先月は体調を崩されたんですね。スペインの健康保険はどうなっているんでしょうか?アメリカでは、オバマ氏が「国民皆保険にする」と言っていますね。どうぞお大事に。
    はるきさんと陳さんの記事を読んで、うなりました。。。う〜〜〜む。なるほど!夫といっしょにUCBに1年いたんですが、「アメリカ理系学会」の「仕事の激烈さ」と「目的の為には手段を選ばず」には、さすが「日本人」の我々もオドロキました!「ゲイ」「ユダヤ系」というキーワードも同感です。さらにプライベートでも「スーパーマン」を求められるので、アメリカ人に心臓悪い人が多いのも何となくうなづけました。夫はポスドクでなく就職を勧めていただいたのですが、「アメリカでやっていく自信が無い」と辞退しました。わたしはたった1年居ただけですが、円形脱毛症になりました。(ただの女房だったのに)。付いていけなくて、途中帰国した方もおられます。
    わたしが通っていた料理学校の、「飲茶クラス」のパートナーはゲイカップルで、いつも仲良くベタベタしていたので、ウチの夫は何度注意しても見てしまうので困りました。(^^ゞ

  20. 追伸:フランス人に「京都ってフランス、特にパリに似てるねー」と言われたことあります。さらに「いくこ(プリン)って京都人らしくないねー」って言われました。
    ↑これって、ホメ言葉なんですよね????

  21. プリンさん
    メッセージありがとうございます!お陰様でもう体調は健康そのものですが、上司が気遣ってくれるのを良い事にできるだけ無理をしないで帰るようにしています(笑)
    >「アメリカ理系学会」の「仕事の激烈さ」と「目的の為には手段を選ばず」には、さすが「日本人」の我々もオドロキました!「ゲイ」「ユダヤ系」というキーワードも同感です。さらにプライベートでも「スーパーマン」を求められるので、アメリカ人に心臓悪い人が多いのも何となくうなづけました。
    さすがアメリカですね。。。
    住んでいて実感したのは、才能のある人には色々なチャンスが与えられるということ。その反面、何か秀でる所のある人じゃないと誰も見向きもしてくれないということ。
    人は、勉強やスポーツがとりわけできなくてもその人の優しさや思いやりで人を幸せにできる人がいっぱいいるはずなんですが、実際生活してみるとその辺りに関してアメリカ人はドライですね。
    インターンで行った時も、皆の「とにかく自分が優秀だということを印象づける」作戦にビックリでした。周りが若い人ばかりだったせいもあると思いますけど。。。
    スペインだと知らない人とでも会話が始まりますし、それこそ服装がまったく違うような人とも陽気に話ができたりするんですが、アメリカにいた頃は思った以上に「クラスの違い」を人が意識している気がしました。それに通りで普通に会話・・・なんて全然なかったような
    日本にない良さももちろんあると思いますが、日本とは違う無理をしている人が多いのも事実ですね。
    あと、「京都とパリ」、すごーーーく納得です!
    文化としての良さはもちろんあるんですけれど、その為に住んでいる人の視野が狭くなってしまうのはもったいないことですよね。