Haruki's way

〜スペイン・この不可思議な国〜

友人宅へ

夏の陽射しがキラキラしています

夏の陽射しがキラキラしています

スペインの多くの会社では、夏は”Intensive hours”と言って、お昼をとらずにちょっと長めに働く代わりに普段の時間より早く帰れるようになっています。
今の私の仕事時間は8:45-15:45。ここにお昼が入らないと辛いと思う人がいるかも知れませんが、皆好きな時間に15分の朝食タイムを取って良いことになっているので、かなりの人がお昼頃に軽く食事をとっています。

これが「朝食」なのがまたスペインですが(笑)

もちろん仕事が多いときもあり、時には7時過ぎまでお昼を食べずに仕事をすることもあります。でも、夏だけのこのひと時をムダにしたくない〜〜。夜のイベントも多いし、友達と会う時間も取れるし、プールでいっぱい泳げるし、皆バケーション期間で仕事ものんびりだし。やっぱり残業はできるだけ避けてお家に帰りたいものです。

というわけで、最近は友人と会って話をしたり、友人カップルに招かれて一緒に夕食をとったり・・・と、実は普段以上に忙しい生活を送っています。陽射しが強いスペインですが、この夏の美しさはやっぱり格別。白い建物が陽射しでキラキラしていて、緑も一段と濃くなり、夜中近くまで友達と話しながら通りに面したバルで飲むのは最高です☆

友達の家。とても素敵で落ちついた感じです。

友達の家。とても素敵で落ちついた感じです。

日本ではそれなりに紫外線対策をしていた私ですが、こっちに来て最初は防御にまわり、そのうち夏の美しさに負け、今では日焼け止めをちょちょっと塗る程度でお日様の下に出ちゃっています。紫外線からお肌を守るのも大切だけど、そのせいで夏の美しさを忘れちゃっていた気がしました。だんだんこっちの人の気持ちも分かるようになってきたのでしょうか?うーむ。

今回は友達のお家訪問です。その友人は日本人でスペイン人の夫を持つ人。偶然人づてに知り合い、今ではお茶をしたり連絡を取り合う仲に☆とても優秀な人で日本ではバリバリのキャリアウーマンでしたが、あっという間に結婚してスペインに来て、そこからスペイン語を学び、さらに仕事を始めたと思ったら妊娠して出産まで怒濤のように進んだ、まさに人生の先輩です(笑)

家の写真は今回はあまり撮れなかったけど、本当に素敵な落ち着いたお家でした。家の造りが面白くて、玄関から入るとそこに「下」に降りる階段があって、降りた先が夫婦の寝室とバスルーム、上がキッチン、バスルーム(こっちはトイレとシャワーのみ)、ダイニングとリビングがあるという面白いデザインです。ソファがすごく大きくてゆったりできるようになっていて、緑のカーテンと木目が落ち着いた感じを与えていました。

赤ちゃんは目がくりくりして可愛かったです!

赤ちゃんは目がくりくりして可愛かったです!

赤ちゃんの名前はアドルフォ慶ちゃん。なんか香水の名前みたい?お父さんの名前がアドルフォで、スペインではよく父親と息子が同じ名前ということが多いので、お父さんの希望でそうなったとか。ちなみに、このお父さん、いざ自分の名前をつけたら恥ずかしくなったらしく、今では誰もアドルフォとは呼ばずに「慶ちゃん」とよんでいます(笑)

以前会った時は日本人っぽかったけど、今回は目が大きくなってスペインの血が濃くなったような印象です。すごく可愛かった〜!

ちなみに、親子の名前が一緒の時には、子供は愛称風に呼ぶのが一般的です。
Jesus(ヘスス)とJesucito(ヘスシート)とか、Teresa(テレサ)とTeresita(テレシータ)とか。個人的には、自分の子供に同じ名前って、、、めんどくさい気がするなぁ。

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14 Comments

  1. 日本的には、お昼過ぎの15時45分には終業ってうらやましー。
    せっかくの夏の良い時期を自分のために使えて、凄く良い制度だね。
    私は相変わらず、真っ白で、もやしか、ウドのように生きているよ〜。
    ただ、この夏の日差しで少しは焼けたかな〜って期待してるー。 

  2. ねこどん
    確かに早く終わるのは嬉しいけど、日本人の上司は皆お昼を食べてもりもり残業姿勢だよ。結構8−10時位まで残っているみたい。
    そう考えると、意地でも早く帰ろうとするスペイン人も相当の決意だと思う(笑)
    あの色白のねこどんが日焼け??
    何かそれはもったいない気が・・・

  3. へぇ、スペインではサマータイムだっけみたいな感じなんだね。早く帰れるなら夏でも冬でも嬉しい気がするけど
    親子同じ名前なんてことがあるんだね。日本だとうちもそうだけど、親の漢字を一字とるとかできるけどね

  4. 可愛い赤ちゃんですね
    歴代の王様や王女様もご両親と同じ名前の人も多いんだなぁと、
    世界史の教科書を読んで、昔そう思いました。
    夏のバルで夜中近くまで、お友達とどんなお話をしてるんですか?
    話題が続くのがオドロキです!
    若いってことなのかしら???

  5. 日本は相変わらず、暑いです〜
    日本もサマータイム導入してもいいかもね。
    朝10時始まりだから出社時には
    お陽さまカンカン照り(笑)
    今日は昨日より2度低いらしいけど、どうだかな〜。
    まあ、朝晩は楽になってきたけどね。
    そういえば、マドリードの航空機事故、悲惨ですね。
    日本でも8/12で御巣鷹山の日航機事故から23年ですって。
    事故の起きた日は八王子のC西東京(←なつかしい?内輪ネタ)の
    新築の仕事をしていて、帰りにずーっとニュースを聞いていました。 

  6. あいあい
    うん、本当にこれから冬時間になったらどう仕事すればいいのやら・・・。
    日本にいた頃は残業も平気だったけど、この辺りの耐性は本当になくなってしまったよ
    親の漢字一文字をもらうのはいいよね。
    日本ならではなのかな(^^)
    うちの兄も父から漢字一文字もらってるよー☆

  7. プリンさん
    >歴代の王様や王女様もご両親と同じ名前の人も多いんだなぁと、
    >世界史の教科書を読んで、昔そう思いました。
    そうですよね。
    カトリック教会と断絶したイギリスのヘンリー二世は有名ですが、彼と結婚した人はスペイン人ですね。英語ではアン、スペイン語ではアナなのもさらに名前を複雑にしていますし(笑)
    >話題が続くのがオドロキです!
    >若いってことなのかしら???
    いえいえ、老いも若きもスペイン人は宵っ張りなんです。
    日本だと皆疲れちゃうと思いますが、こっちでは友人同士で集まるとどれだけ話しても話し足りない感じです。
    当初は「早く帰って寝たい〜
    」って思いましたが、慣れて来ると話すのも楽しいですし、今はなかなか楽しいですね☆
    逆に話す話題に事欠くのは社交性がないことになってしまうので、この辺りも気をつけなければいけないみたいです。
    とはいえ、義務みたいなものはないので皆自然ですよ

  8. 鑢さん
    そうですよ、日本もサマータイムを導入すべきです!
    でも、導入しても家に残業分を持って帰ったり、そんな律儀な人が多いのも事実。。。
    こっちの人は、大体帰りがけに仕事を頼まれると「どうしてこの時間にお願いするの?」と、非常識だと言わんばかりの顔をします。
    だからこそ個人が豊かな生活を送れるのかもしれませんが、これができるのもスペインならではなのかも知れませんねぇ。。。
    この前御巣鷹山のニュースを聞いて、ちょうど「スペインも航空会社の対応が良くなくて、安全面が心配」と書いた直後でした。
    何だか当たったら当たったで残念ですね
    今日は職場ではこの話で持ち切りでした。
    そして、色んな人から心配の連絡をもらい、恐縮です。

  9. 私のお客さんでも 3時に仕事が終わる会社 たくさんあります。
    (もちろん スペインの話ですが)
    そして日没は午後10時以降でしょう?
    『なんか 人生を2倍楽しんでいるなあ スペイン人って』
     と いつも感じます。

  10. 陳さん
    そういうお客さんとビジネスをするのは大変かも知れませんが、「仕事をするために生きているんじゃなくて、生きるために仕事をしているんだ」とはっきり言う人達を見て、やっぱりすごいと思ってしまいます。
    日本だと、「そうはいっても周りが・・・」となってしまったり、すごい責任を感じたりしてしまいがちですものね。
    >そして日没は午後10時以降でしょう?
    そうです。
    楽しんでいるんですが、いつも夜更かしをして、次の日仕事で「辛い〜」と言っている人をよく目にしますよ(笑)
    こういう循環に慣れているんでしょうね

  11. > 「仕事をするために生きているんじゃなくて、生きるために仕事をしているんだ」
    > とはっきり言う人達を見て、やっぱりすごいと思ってしまいます。
    私は それは 正しい考え方だと思います。
    今の日本の企業戦士には なかなか 理解できないでしょうけど。。
    私も サラリーマンのときは、何よりも仕事優先でした。
    その代わり、ヨーロッパの人たちを見ていて思うのですが、
    日本人のように 長い時間をだらだら 仕事している人は少ないように感じます。
    『時間がないから その分、集中して』という人が多いようです。
    私の周りだけのことなのか どうかは わかりませんが。
    残業するのが 当たり前の日本人、どうしても 集中力が
    落ちてしまいます。

  12. 陳さん
    私も同感です。
    私も日本にいた時は、仕事優先とはいかないまでもかなりの時間を仕事に使っていました。
    その分、皆に信頼されたり仕事を頼まれたりすることにやり甲斐を感じていたような気はしますが、そういうのと引き換えにするものは大きいことを実感しています。
    私の職場も、ヨーロッパの人達の集中力がすごいなとびっくりしています。
    オフィスには現在スペイン人、ポルトガル人、イギリス人、日本人、数名の中南米の人達がいますが、日本人以外に共通する「何としても仕事を終わらせて帰る」という意欲には頭が下がります
    そして、日本人(日本からの派遣)は全員私より先に出勤し(勤務時間外)、残業があるのが当然ということで、夏時間にも関わらずお昼をしっかりとり、その後9−10時まで残業をしています。
    もちろん仕事があるんだとは思いますが、仕事をするという前提で毎日お昼を食べに行くのは、個人的にはやっぱりもったいない気がしますね。
    あと、「上司がいくら早い時間から出社していようと、私は勤務時間に間に合うように出社すれば良い」という目標を今のところ守っています(笑)
    また、人間関係も会社がメインになってしまうのは大変だと思います。
    日本では「退職後に何をして良いか分からない」「退職してからを考えて、今のうちから趣味を作る」といったことを聞きますが、こっちの人は「退職してもしたいことは山ほどあるから、退屈するわけがない」ってよく言います。
    これが、仕事をしていた時から自分に時間を投資しているかどうかの違いではないかな、と考えています。

  13. 人間ってね、コンピューターやロボットじゃないんだから、
    12時間も14時間も 高い集中力を維持し続けることは不可能なんです。
    であれば、ヨーロッパ人のようなやり方の方が 
    残業至上主義の日本よりも 正しいと思います。
    心身両面で健康にもいいですしね。
    日本のサラリーマンで 精神疾患を抱えている人
    最近 とても増えているそうです。
    私は教育も、仕事も、結婚も、
    その先にあるものは 幸福だと思っていますが、
    仕事のやりすぎで病気になるなんて 本末転倒です。

  14. 陳さん
    そうですね。
    そういえば、一度投資銀行でインターンをした時、面接で「人生で一番辛かった体験について話して下さい。」と言われました。
    要は、その辛さが大きいかどうかで外資系の厳しい業界でも生き残っていけるかを見る、というものだったんですね。
    その後にも、「趣味を持とうなんて最初から思っている人は、この業界では淘汰されてしまいます。」と言われました。
    仕事はとても楽しかったですし、働く人も優秀でしたが、どこか腑に落ちないものを感じて最終的には辞退しました。
    >私は教育も、仕事も、結婚も、
    >その先にあるものは 幸福だと思っていますが、
    その通りですね。
    「幸せ」って定義は難しいですが、私にとっては「自分の心がどうしてもうんと言わないものを、解決なり除去なりして行くこと」が、最終的には幸せへの近道かなと考えています。
    あとは、結婚は夫婦で共通のプロジェクトを持つことでしょうか?
    そうすれば、多少の不満もすれ違いも解決されるような気がします
    でも、この辺りは来月陳さんにお会いした時に教えていただきましょうか☆