Haruki's way

〜スペイン・この不可思議な国〜

新婚旅行 2.金沢

加賀百万石祭りの参加者達。グループごとの色とりどりの着物がとても美しかったです。

加賀百万石祭りの参加者達。グループごとの色とりどりの着物がとても美しかったです。

幻想的な灯籠流しの様子。滑るように進む灯籠達。

幻想的な灯籠流しの様子。滑るように進む灯籠達。

夜行バスに乗って、6月5日〜8日まで金沢に行ってきました。金沢は2004年に夫が日本語の勉強で3ヶ月強滞在した場所です。滞在中は日本人の家族の家にお世話になり、特にそこのお母さんには日本語から日常生活まで本当にお世話になりました。活け花の師範の方だからでしょうか、毎日手の込んだ美味しい朝食を素敵な小皿に盛りつけて出してくれたのがとても印象的です。夫を色々な場所に連れて行ってくれ、さらに夫の帰りが遅い時にはこたつに座って待ちながら眠ってしまったなんてことも。英語が話せないとよくおっしゃっていましたが、そのせいか滞在する人たちの日本語が上達すること上達すること(笑)彼女の家にホームステイした人たちは50人を軽く超えると思いますが、その後もこうして交流が続くのは「お母さん」の人徳の成せる業だと思います。

今回の滞在はちょうど年に一度の金沢市のお祭「百万石祭」と重なり、兼六園は無料で入園でき、尾山神社には素敵な活け花の展示の数々。さらに一日目には浅野川の灯籠流しも見る事ができました。夕闇の中で川を流れる灯籠の様子は本当に幻想的でした。炎がちらちらと揺れ動く様子が川面に映っていて、それが可憐で荘厳で、何となく灯籠の延長線上に死者の霊を弔う行為がある事がすっと納得できるような感じでした。

灯籠が途中で止まらないように川で交通整理をしている人がいるんです。

灯籠が途中で止まらないように川で交通整理をしている人がいるんです。

最初は一つ二つと夕暮れに月と同じような淡い明るさで見えていた灯籠、気がついたらあっという間に100個近くになっていました。そして、日が暮れてからは川が灯籠で薄暗く光り、さながら蛍のようでした。最後に「おわり」と書かれた大きな灯籠が流れてくるのも面白かったです。

次の日は加賀百万石祭りのパレード。これもとても素晴らしかったです。金沢市の小中学校のマーチングバンド、高校のバトン等の他、とび職人の人の芸や芸能人が扮する前田家の大名行列、そして最後には地元のグループがそれぞれの浴衣を着ての踊りが披露されました。

はしごをしっかり支えるテクニックがあるんですね。とび職人の演技は圧巻でした。

はしごをしっかり支えるテクニックがあるんですね。とび職人の演技は圧巻でした。

高校生のバトン部の演技は一部男性が入っていてビックリしましたが、それもそのはず。バク転とかが入っているんですね。。。恐れ入りました。マーチングバンドは私自身小学校で入っていたので、「昔はこんなだったのかなぁ。」なんて思いながら見ていました。

市民総出で一つのお祭を作り上げるというのは本当にすごいことですね。金沢市の人たちがいかに自分たちの市と文化を愛しているかというのがよく分かりました。誇るべき文化を大切に守り育てるという姿勢は、東京で日々忙しく生活しているとあまり触れるものではありませんでしたが、こうして久々に日本に戻って改めてその良さを感じました。

小さい子の浴衣姿は本当に可愛いです!この浴衣はプーさん☆

小さい子の浴衣姿は本当に可愛いです!この浴衣はプーさん☆

今回は夫のホームステイ先のご家族以外に、夫の日本語の先生や友人に会うことができ、さらに色々な場所に連れて行ってもらいました。本当に皆さんに感謝です!

金沢は東京からだと京都や奈良に比べて行きにくい場所にありますが、人がおっとりしていて本当に親切で、文化の香が漂う場所があちこちにあり、海外の友人には是非訪ねてほしいと思う場所です。日本の方も是非一度訪れてみて下さい。改めて日本文化の奥深さに気づかされますよ。

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