Haruki's way

〜スペイン・この不可思議な国〜

試験

Palacio de Cristal

Palacio de Cristal

今日もまたまた試験でした。試験はスペイン語ではexamen(エクサメン)。やっぱり英語と似ています。修士の勉強を始めた頃に比べれば、読むのはだいぶ早くなってるけど、やっぱり皆に比べれば亀もいいとこ。。。自分のペースでコツコツやるしかないかなぁ。他の人と比べると亀さが際立って寂しいので、やっぱり自分の目標に沿ってやらなくては、と言い聞かせています。

私の行っている大学での試験は、「理論(práctica)」「実践(teórica)」の2つの試験があります。理論の部分は、日本の大学での試験と同じように「○○について論ぜよ」という感じ。実践の部分は、記事を読んでその記事を批判しつつ自分の知識を付け加えたり、その時々によって違います。今日は国際物品取引の契約書を書き、さらに準拠法や裁判管轄を国際条約に当てはめて論ずるというもの。こうやって書いてみると難しそうに聞こえるし、実際難しかったけど、時間をかけさえすれば誰でも覚えられるものだと実感。頑張れ、亀!

ま、もう二度と見たくないへなちょこな契約書になってしまったけれど(笑)

日本とこっちの大学の試験の違いをちょっと書きませう。

  • 試験持ち込み品

こっちの試験の面白い所は、自分で必要だと思った法律や条約をプリントアウトして、それを試験に持ち込んで良いこと。日本で大学生をやっていた時は、持ち込み可能なものは六法だけだったし、それも書き込みがあったりして不正と取られないよう、試験前にきちんと確認してました。

  • 飴ガムOK

日本の大学で試験中飲食なんてまず考えられなかったです。が、こっちでは皆飴をなめたりしつつ、「うー、難しい」とうめきつつ試験をします。和やか?の割には、やっぱり試験で緊張している人はいっぱいいるかな。

  • 助け合い精神?

こんなことはいけないんですが、中には助け合って答案を書こうとする人達も。この前教授が席を離したけど、そうでもしないと助け合って(?)しまうのが面白い。うちの日本の大学の法学部はカンニング行為は退学でした。。。

  • 時間延長

少なくとも、私の行ってた大学では「やめ!」と言われたらすぐに鉛筆をおろすか、少なくとも担当者が用紙を取りに行く時までには書き終えているのが普通でした。が、こっちでは教授が時間をきちんと言い、「あと1分」と言い、更に「もう時間だから回収!」と言っても5分くらい粘る人達がいます。この辺り、先生もちょっと甘く見てる感じはあるかなぁ。でも、5分粘る根性がさすがラテン系です(笑)

今日は試験を終えて映画でも観ようと思っていましたが、結局その後授業を受けて、帰宅してから夕飯を作って、、、としているうちにもう真夜中。良い子は寝ます。おやすみなさい☆

写真は近くのRetiroと呼ばれる昔の王様の庭園にある「ガラス宮殿(Palacio de Cristal)」です。今は一般に開放されていて、マドリッド市民の憩いの場となっている公園で、この公園の近くに住むのが市民の夢らしい。(本当だろうか?)私も朝時々ジョギングをしてますが、この公園がきれいだから続くのかな、、、と思います☆

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8 Comments

  1. ロースクールは、最初の年だけでカンニングが2人も出たよ。
    一人は退学、一人は単位全部没収。
    他大から来て東大の厳しさを知らなかったのか……
    C央大とかはカンニングのプロ集団がいるらしいね。

  2. きゃー!キレイ!いい公園ですね♪
    エクサメンってなんかかっこいい〜
    メンが入ってるからかな笑
    さすがラテンですね、そのユルサすっごい面白い。
    (“助け合い精神&時間延長”の話特にスキです^^)

  3. 頑張っているねぇ。私も気合入れなきゃあかんのぅと(笑)。
    公園もそんないいところだったのね。スペインでは案内して
    くれてサンキューです。あの時は工事中だったもんね。

  4. 久しぶり! スペインの試験環境はまたカルチャーショックだね☆こう見てる分にはおもしろそうって思うけど。粘るとことか想像すると笑っちゃうもん。亀さんは結局うさぎさんを抜くことになってるからね☆あれ日本だけ?わかんないけどファイト!

  5. >Goさん
    私も文学部の授業をとった時、試験で文学部の学生がカンニングして見つけられるのを見ましたよ!何とその学生、逆ギレして机を蹴ってでていきましたが。。。
    あの厳しい処分はうちの学部のみのようですね。でも、皆弁護士になるべく頑張っている人達ですから、途中でそういうセコい手を使っても司法試験には合格しないような気がしますね。
    >木綿子ちゃん
    でしょー、今日はもう公園が暑くて暑くて。陽射しが強すぎ。
    エクサメンをよく「エグザメン」と発音するのはやっぱり英語圏の人々。
    そうすると、皆「あ、アメリカ人(こっちではyankee)だ」と思うらしいよー。
    >いっちゃん
    ふふ、気合いで万年筆さしちゃったくせに〜。
    いっちゃんがこっちにいた時は寒かったよね、公園の散歩。
    今はもう初夏って感じだよ。キレイだよー。
    >あいあい
    ありがとうー。粘るのはねぇ、見ていて「いい加減に出さんかい」って私が言いたくなるほどだよ(^^;)
    亀さんは。。。多くのことは望まないよ。うさぎさんより遅れてもゴールできれば本望さ(笑)

  6. スペイン語で契約書。。。
    ますますHarukiを尊敬します。
    なんでそんな難しそうなことをできちゃうんだか。
    それにしても所変わればなんとやら。
    カルチャーショックを受けるね。
    公園いいね。
    こんなところなら毎日走りたい(な〜んて)。

  7. スペイン語で法律修士の試験。
    (こうして日本語で書いただけでも難しい!)
    頑張ってください!
    大学学部の試験、やはり異様でしたね。今では懐かしいですが^^
    私はよく飴を食べてました。。。不正行為?
    >逆切れのカンニング文学部学生~
    同じ話、聞いたことがあります。

  8. >ユカちゃん
    いやいや、曲がりなりにも仕事をしてた頃の仕事内容が契約書作成だったから、それが試験を乗り切れた理由かも。。。(スペイン語じゃなかったけど、内容はほぼ同じさ。)
    そういえば、ユカちゃんはマラソンしてたよね!
    私のジョギングなんてお遊び程度だよ。途中から散歩に変わってるの(笑)
    >ちかこちゃん
    そうだよね、あの試験の雰囲気は異常だったよね!あそこでもう二度と受けたくないと思ってしまう(笑)
    うちは授業も異常だったよ。教授のジョークまで真面目な顔して書き込んでいる「最前列君」たちがいたなぁ。。。
    カンニング文学部学生、聞いた事あったかぁ。文学部だけ甘いのかな??