Haruki's way

〜スペイン・この不可思議な国〜

誕生祝

友人からいただいたお洋服の刺繍。柔らかい感じで気に入っています。

友人からいただいたお洋服の刺繍。柔らかい感じで気に入っています。

二人目の子供の誕生は、初めての子供の時と比べて格段に少ないと聞きましたが・・・我が家は第一子が女の子、第二子が男の子だったからでしょうか。素敵なプレゼントを色んな人達からいただきました。ありがとうございます。

赤ちゃんのベッドに付けるもので、medalla de cunaと呼ばれています。chulucanasというメーカーのものです。

赤ちゃんのベッドに付けるもので、medalla de cunaと呼ばれています。chulucanasというメーカーのものです。

ここで、いただいたプレゼントを一部紹介します。日本でもよくあるようなベビー服のプレゼントでも、どこか日本とはテイストが違うかも知れません。

赤ちゃん用品セット。このプレゼントを箱にキレイに詰めてくれた友人に感謝です。

赤ちゃん用品セット。このプレゼントを箱にキレイに詰めてくれた友人に感謝です。

まずは、会社の同僚(そこまで若者ではない人もいますが、若者グループと呼ぶ人達です)からバスケットに入った赤ちゃんグッズをもらいました。ZARA HOME(ZARAのインテリア版)の赤ちゃん用大判ガーゼ2枚セット、洋服、クマの身長測定用の布、ベビーオイルやシャンプーのセットです。洋服はこちらではpeleleと呼ばれるタイプのもので、スペインでは男の子も女の子も着る形です。日本では、男の子はこういう服はあまり着ないように思いますがどうでしょうか?

今となってはとても小さく見える新生児用の服。

今となってはとても小さく見える新生児用の服。

次は、新生児用グッズの一部です。お月様のマークのパジャマも会社の同僚からです。残念ながら健斗は大きく生まれてきて使えませんでしたが、この青いお月様だけのシンプルさがとても良いと思いました。その次の服はスペイン語ではbody(英語から来ているのでしょう・・・)と呼ばれるもので、日本で言う赤ちゃんの肌着ですね。日本ではちょっとゆったり目に作って紐で縛るのが一般的なようですが、ヨーロッパでは比較的体にフィットしてボタンがついているものが使われます。bodyの上にパジャマを着せたりするので、だぶつくと納まりが悪いからと聞きましたが、さてどうでしょうか。

写真のbodyは私の好きな子供服のメーカーLINNのものです。バルセロナのこのメーカーは本当に縫製が丁寧でお洒落なものを販売しているので、見ているだけでワクワクしてきます。

よだれかけ(スペイン語ではbabero)は、以前日記に書いた元お手伝いさんのディアナがコロンビアからのお土産としてプレゼントしてくれました。彼女のお母さんが作ったもので、丁寧に刺繍が施されていて、本当にびっくりしました。時間をかけて作ってくれたその気持ちがとても嬉しかったです。大切に使おうと思っていますが、ついつい使うのがもったいなくなりますね。

ディアナもコロンビアから帰国後に来てくれました。

ディアナもコロンビアから帰国後に来てくれました。

ご覧の通り、スペインでは一般的には女の子には薄ピンク、男の子には薄い水色の品物をプレゼントすることが多く、ドイツや東ヨーロッパの国々の子供服を見ると、その色の鮮やかさ(またはキツさ)にちょっとびっくりすることがあります。とは言え、赤ちゃんに白や水色の服ばかり着せるのも「いかにもスペイン」という感じなので、他の色の洋服もできるだけ使うようにしています。

左から、Neck&Neck、ZARA、BASS10の洋服。3つともスペインブランドです。

左から、Neck&Neck、ZARA、BASS10の洋服。

一番左の洋服は私の好きな洋服メーカーNeck&Neckのものです。スペインのメーカーなせいか、いただいたこの洋服はいかにもスペインという感じですが、他にも色々な色の洋服があります。生地やボタンもしっかりしていて、よく友人の所で赤ちゃんが生まれるとこのお店を利用しています。お馴染みのZARAは、親子や兄弟でお揃いの服を買ったりもできますし、子供子供していない服もあるので、これまた使い方によっては便利です。BASS10はスペイン大手デパートのエル・コルテ・イングレス(El Corte Inglés)の抱えるブランドの一つ。こちらもディテールや素材に凝った洋服があるので、プレゼントに良さそうな服が沢山あります。

左から、スペインメーカーのNícoliの上下セットの洋服と、フランスメーカーのbonbonの服。

左から、スペインメーカーのNícoliの上下セットの洋服と、フランスメーカーのbonbonの服。

上の洋服は、ベルギー人男性とスペイン人女性の夫婦よりいただいたもの。このNícoliというスペインメーカーの服も可愛いものが多いです。ただ、健斗に着せてみた所、何となーく中国共産党を思わせる衣装・・・。健斗にアジア系の血が入っているせいか、その印象が拭えませんでしたが、麻のシャツはこれから活躍しそうです。

ディテールまで凝っている大人顔負けのシャツ!右の服は結婚式等に使えそうなちょっとフォーマルなものです。

ディテールまで凝っている大人顔負けのシャツ!右の服は結婚式等に使えそうなちょっとフォーマルなものです。

この服は、先ほどのBASS10同様、スペイン大手デパートのエル・コルテ・イングレス(El Corte Inglés)系列のブランドの一つ、エスフェラ(Sfera)のものです。なかなか可愛いものがあります。そして、右の洋服セットは、何かパーティーや結婚式があった時の為にと義母が買ってくれたものです。余計なものがない洗練されたデザインの好きな義母のお眼鏡にかなったこの洋服、どこかに着ていく機会があれば良いのですが。

左から、Chiccoというイタリアメーカーの洋服。中央と右はDu Pareilというフランスメーカーのもの。

左から、Chiccoというイタリアメーカーの洋服。中央と右はDu Pareilというフランスメーカーのもの。

最後はキッコ(Chicco)というイタリアメーカーの洋服と、デュ・パレイユ・オ・メーム(Du Pareil au même)というフランスのメーカーのものです。フランスの服は、子供服にはソフトな色を使うという意味でスペインに少し似ていますが、スペインより実用的な服が多いのが一般的です。ただ、このDu Pareil au mêmeというブランドは色使いが絶妙で、いわゆるフランスらしいものとはまたちょっと違っていますが、とても可愛らしい服が沢山あって見ていて面白いですよ。

この服もDP au mêmeのものです。ちょっとした紳士風で、こんなお洒落も好きです。

この服もDP au mêmeのものです。ちょっとした紳士風で、こんなお洒落も好きです。

プレゼントの話ばかりで長くなりましたが・・・。お陰様で、息子の健斗はすくすくと成長しています。1ヶ月にして体重が既に5キロ近くになり、少しずつですが夜も寝るようになってきました。まだまだ授乳で大変な日が続いていますが、それでも子供の寝顔を見ると幸せになるから不思議ですね。

健斗とかおりの生後1ヶ月ちょっとの写真を比べると、明らかに健斗の方が大きく、また健斗の方が西洋的な顔立ちをしていることに気がつきます。

生後一ヶ月半のかおり。赤ちゃん用のイスの中でじっとしています。

生後一ヶ月半のかおり。赤ちゃん用のイスの中でじっとしています。

生後1ヶ月半の健斗。いすの背もたれの象さんが見えません。

生後1ヶ月半の健斗。いすの背もたれの象さんが見えません。

皆の愛情を受けて、すくすくと元気な子に育ってくれますように。

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5 Comments

  1. 健斗くん、たくさんプレゼントをもらってよかったね!
    赤ちゃんの成長は早いから、今は体の半分くらいあるよだれかけも、きっとすぐに小さくなるんのでしょうね。

    こうやってみると、スペインの服はシックなものが多いですね。
    ドイツなんかは鮮やかなものを着せるのですか。知りませんでした。
    赤ちゃんのうちは優しい色合いのものがいいですね。

    娘の服は頂き物の他に、日本から母が送ってくれるので、ほとんど自分で買ったことがないのです。
    私好みの服を着せたいという希望もありますが、母の楽しみを大切にしたいという気持ちもあり、娘の服はほとんどがメイド・イン・ジャパンです。
    でも、LINNの服は素敵ですね。一度お店に行ってみようと思います。

    • チェスカさん

      ドイツの服は、濃い緑やオレンジ、紺色等もよく使われていますが、スペインだと淡い色が多いですよね。
      私もスペインにいる時間が長くなってきたせいか、やはりスペインの統一感があって淡い色調のものが好きになってきましたね。
      でも、さすがにベビーカーに大きなリボンを付けたりしているのは、いくらスペインでも行き過ぎだと思いますが(笑)

      お母様から沢山お洋服が送られてくるとのこと、素敵ですね。
      私は日本の子供服にはすっかり疎くなってしまいましたが、日本にも色々素敵なものがあるんでしょうね。
      また近況をお伺いするのを楽しみにしています。

  2. はじめまして。一昨年の夏に家族でスペインを旅行してからスペインファンになり、時々このブログを覗かせていただいています。
    旅行では、文化や食べ物もさる事ながら、皆さんが子供達に大変優しく接してくださったのが印象的でした。
    日本では子供連れに厳しい方もいらっしゃるので…(子連れに原因がある事もありますが)そんな地で子育てをされて、お幸せですね。

    さて、ご長男のお誕生、おめでとうございます。写真の中で「日本では男の子はあまり着ないのでは?」とコメントされていたお洋服がありましたが、私、10年ほど前ですが良く着せていました(^^)
    子供は男子2人ですが、ああいったお洋服って、いかにも「赤ちゃん」って感じで可愛いですよね。よちよち歩きなら尚更です!

    • まるこさん、

      コメントありがとうございます。
      Pelele(スペイン語ではranitaともいいます。直訳は「カエルちゃん」でしょうか。)は日本にもあるんですね。何か名前があるんでしょうか?
      ちょうど、友人からまたいくつかいただいたので、今度また写真をアップしますね。
      新しいものは、リボンやレースがついていて、これぞスペイン!だと思いますよ。

      スペインに来てからは、まさにまるこさんのおっしゃる通り、皆が子供に優しく接してくれることの良さを感じています。
      病院に行けば、皆から「あら、ちっちゃい。」「あら、可愛い。」と言った言葉をすぐにかけてもらえ、そこから会話が始まることもしょっ中です。さらに会話が弾めば、そのままその人の人生の話にまでおよぶことも。
      こういった人なつっこさがスペインの良さだと改めて思います。
      また、赤ちゃんに限らず、姉が一度メトロの階段で転んだら、周りの人3人位が一斉に手を差し伸べたことがありましたね。「あぁ、スペインって人があったかいなぁ。」と思いました。

      ただ、甘やかされた子供もいて、病院で私がそういった子供の親や祖父母に意見することもありますよ。(もちろん、本当に限られたケースですが。)
      そうすると、そういう人達は「こんなに小さいんだから仕方ないでしょ。」と言い返してくることもあります。
      日本では、厳しい視線を送っても直接言う人はすくないですし、また、そういう風に言い返すという風潮もあまりないので、それが逆にストレスになるのかも知れませんね。