Haruki's way

〜スペイン・この不可思議な国〜

1歳の誕生日

バースデーケーキとカード。

バースデーケーキとカード。

先週の土曜日は、娘の1歳の誕生日でした。あっという間の一年、本当に色々なことがありました。義母や友人から、「子供が生まれるとずっと一緒にいたような気がして、いなかった時のことが考えられなくなるよ。」と言われましたが、まさにそうだと実感した一年でした。

去年の1月14日、お産という一大仕事を終えて安堵した私と、生まれた直後で顔まで青く、よたよたと動いている娘。その側でひっきりなしに来るお祝い電話やメッセージをさばく夫。その光景がまるで昨日のように思い出されました。正直、生まれた直後の娘を外見的に「可愛い」とは思いませんでしたが、頼りなげでも一生懸命生きようとしている小さな生命を目の前にして、本当に愛おしい、守ってあげたいと感じました。

彼女の成長の間には、新居のリフォーム仕事への復帰引越しと言ったイベントに加え、レオンバレンシアマラガマヨルカ島と旅行もあり、それなりに移動もしました。赤ちゃんとの旅行は制限もありますが、子供と過ごすと日々の発見もあり、それはそれで自分の世界が広がった気がします。

また、彼女が生まれる前から個人的につけてきた(所謂)母子手帳を見ると、改めてこの一年の成長が著しかったことを実感します。最初の数日はお風呂に浸かると絶叫したこと(今は大好き)、寝付きが悪い時にドライヤーの音で寝る(途中から効かなくなりました)、生後一ヶ月で抱っこをすると服をつかむようになり(今は逃げ出そうとする時も)、その頃から1時間の外出もできるように・・・。

生まれた直後の娘。夫の腕に楽々収まっていました。

生まれた直後の娘。夫の腕に楽々収まっていました。

当時は日中娘と二人きりだったので、買い物や書類手続きは全て彼女と一緒でした。役所に手続きをする為にバスで行き、降りる直前で雪が降り始めたので諦めて家に帰ったこともありました。そういったことも懐かしい思い出です。

一年後。夫も腕が疲れるらしく、「早くしてくれー!」と催促。

一年後。夫も腕が疲れるらしく、「早くしてくれー!」と催促。

最近では、皆に「ウーア」「オーア」と挨拶をします。どうやら、”Hola (Hello)”とスペイン語で挨拶をしているみたいですが、まだ「ラ」は難しいようです。後は、”Paseito (お散歩)”と言うと喜んだり、”cariñito (愛情?日本語では難しいですね)”と言うとにっこり笑ったりします。

日本語も少しは理解しているようで、「おやすみなさい」と言うと、遊び足りなくて泣くようになりました。あと、かおりがいないいないばあをする時に、私が「かおりはどこかなー?あ、いたー!」と言う為、「うー。」と明後日の方向を見た後、「アター!!」と言って笑うようになりました。

他にも、「かおりの頭はどこ?」と言うと、頭を触るようになりましたが、まだ鼻がどこかはよく分からないらしく、「かおりの鼻はどこ?」と言うと、時々眉間やほっぺたを指差します。まさに発展途上。

実は、娘の誕生日プレゼントにじゅうたんを買おうと思い、誕生日の数日前に年休を取っておいたのですが、ちょうどその前日からウイルス性の風邪にかかり、3日程仕事を休むことになってしまいました。結局誕生日の準備はほとんどできませんでした・・・。(まだ誕生日がよく分からない年頃で良かった・・・。)一歳の誕生日用カードは買いましたが、特に他には準備をせずに当日に。

お手伝いさんがプレゼントしてくれたねずみちゃんの耳をつけ、タイツを眺める娘。

お手伝いさんがプレゼントしてくれたねずみちゃんの耳をつけ、タイツを眺める娘。

さて、誕生日当日。かおりのお世話をしてくれるお手伝いさんは、かおりの誕生日に可愛らしいタイツ2足とミニーの耳のヘアバンドをプレゼントしてくれました。ヘアバンドは、「これはちょっと・・・。」と思ったのですが、つけてみると意外と愛嬌があって面白かったです。タイツは、お尻と足の部分にミツバチが描かれているもので、これも可愛らしくて気に入りました。

ゆっくり家族揃って朝食をいただき、お散歩をした後、かおりはいつも通りお昼寝。その間に私はケーキを焼き、お茶の時間に義弟と義弟の彼女と一緒に誕生日のお祝いをしました。彼らが美味しいケーキを買ってきてくれ、さらに数字の「1」のローソクも持って来てくれたので、それを準備してお祝いです。かおりはまだローソクを吹き消すことはできないので、皆でお手伝いをして終了。

このおもちゃは非常に気に入ったようです。

このおもちゃは非常に気に入ったようです。

その後、義両親がかおりの為に置いて行ったプレゼントを開けました。(実は、義母がスペインに持って来た2つのスーツケースのうち、一つは娘へのクリスマスと誕生日プレゼントで一杯になっており、もう一つに両親二人の2週間分の持ち物が入っていました。)Chiccoというイタリアの子供用品のメーカーの物で、色々な形の穴があいている家のおもちゃです。日本でも似たようなおもちゃを見たことがありますが、こういう比較的シンプルなおもちゃって良いなぁ、と改めて思いました。

かおりはと言うと、それぞれの穴の形に合ったフィギュアを入れるような高度な事はまだできないので、最終的にはそれぞれのフィギュアを口にくわえ、「しゅーしゅー」とダースベイダーのような音を出してハイハイをしていました。それなりに気に入ったようです。

ちょっと使い方が違いますが、それも個性があって良いということで(笑)

ちょっと使い方が違いますが、それも個性があって良いということで(笑)

あっという間に過ぎた誕生日、娘は娘なりに楽しんだ一日だったようです。子供が生まれてさらに日々があっという間に過ぎる気がしますが、これからも娘の成長を温かく見守って行き、大らかで元気な彼女の良さをどんどん伸ばして行けるような母親でありたいです。同時に、子供ができてから、娘との時間を楽しみ、同時に私にも色々な所で気遣いを見せてくれる夫に対し、私自身もしっかりサポートをしてあげられるようになりたいですね。これからの課題です。

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4 Comments

  1. おめでとうございます。
    一番 楽しい時期ですっ。
    って 強調しちゃいます。
    現在 十六の娘・・・ なかなか難しい時代です。
    少しはよくなってきたけど。
    一番ひどかったのは 14のころかな。

    シンコロビートが好きで この歌を歌いながら
    積み木を 五つずつ おいていたので これは天才か
    数学者か と想っていたら 数学ほんとにだめな中学生になっちゃいました・・・。
    でも 女の子は やっぱり たのしいですよ。

    • Cazorlaさん

      どうもありがとうございます。
      お嬢さんは難しいお年頃なんですね。
      でも、cazorlaさんのお宅は兄弟が仲が良さそうなので、見ていていいなぁと思いますよ。

      シンコロビート、我が家の娘も好きですよ。
      でも、一番好きなのはA mi burroですね。
      そして、なぜかロバさんの体が痛くなるとお医者さんがmanda al camino al cementerio…と続く。
      子供用の歌にしては、ちょっと酷な歌詞だと思いますが、娘が大笑いで喜ぶので、深く考えずに今日も歌います(笑)

  2. こんにちは。
    かおりちゃん可愛いな。もう1歳とは早いものですね。
    やっぱり最初に話す言葉はスペイン語なんでしょうね。

    • Akiさん、お久しぶりです!
      そうですね、やはりスペイン語の方が触れる機会が多いので、どうしてもスペイン語が出やすいみたいです。
      でも、なぜか頭を触って「あたー」というのだけは得意ですよ(笑)
      あと面白いのは、カバ(スペイン語では「イポポタモ」)を見ると「ポポン」と言うことでしょうか。
      今度お会いする時には、どうぞ日本語で話してあげて下さい。