Haruki's way

〜スペイン・この不可思議な国〜

友人との再会

彼女からの結婚祝の品々。イギリスらしいCath KidstonのファブリックとLe Creusetのセットが愛らしいです。

彼女からの結婚祝の品々。イギリスらしいCath KidstonのファブリックとLe Creusetのセットが愛らしいです。

高校時代の友人と13年ぶりの再会を果たしました。しかも1ヶ月の間にニ度!素晴らしい出会いを記録しておきたいと思います。

その友人Wと知り合ったのは高校1年の時。彼女は優秀で、特に国語の才能に秀でていて、歌が好きな子でした。高校時代は部活が違うこともあり、所謂「仲良しグループ」に一緒にいたわけでもないのですが、彼女の鋭い感性や面白いジョークのセンスには憧れる所がありました。

私が留学し、彼女が卒業生の代表として素晴らしい答辞を読んだという話を人づてに聞いたのが98年。「流石Wだなぁ。」と思いましたが、それっきりお互いに音沙汰なしの日々が数年続きました。

私も大学での生活が忙しくなり、あっという間に卒業。その後、仕事を始めた後に彼女が東大の文学部に籍を置いていると聞き、「職場から近いからいつか会えるかも。」と思ったものの、気がついたら私はスペイン・・・。

そして、大好物のショートブレッドまで!本当に美味しかったです。

そして、大好物のショートブレッドまで!本当に美味しかったです。

その数年後、偶然mixiで彼女と再会。何と彼女はイギリスで博士論文を仕上げるべく奮闘中というではないですか!ところが、ここでまた悪い癖が・・・。よく二人で「お互いに訪ね合おう!」なんて言っていたのですが、気がついたら時間ばかり経っていました。

10月の始めに、博士論文を提出した彼女から「来週スペインに行っても大丈夫?」というメッセージをもらい、二つ返事でOKしたら、あれよあれよと言う間に当日に。私のオフィスの前まで来てくれた彼女とは、本当に久しぶりの再会。笑顔が前にも増して素敵な彼女を見て、あっという間に空白の時が埋まったような気がしました。

その後は二人で本当にたくさん話しました。スペイン料理を頬張り、 彼女のイギリスでの生活について聞きつつ、不思議な日本語をお互いに話しながら、色々と深い事まで語りました。 夜は市内を歩き、私の好きなバルに行き、さらに語る語る。日本から離れた場所で、こうして何年も経ってから友人と一緒の時間を過ごすのは、本当に不思議な感覚でした。

夜のプラド美術館正門とベラスケスの銅像。

夜のプラド美術館正門とベラスケスの銅像。

次の日はマドリッドの休日だったので、休日を利用してトレドに行ってきました。 トレドは私の大好きな街の一つですが、何を見せても喜んでくれるW。 こっちも見せ甲斐があるというものです。

トレドは坂道が多いので、二人でふうふう言いながら上り下りをしましたが、それも含めてとても良い思い出になりました。私が通訳をすることもありましたが、彼女もスペイン人との会話やその場の雰囲気を楽しんでくれているのが分かり、こちらも自然体でいられるのが嬉しかったです。

トレドのこの景色は何度見ても感動してしまいます。

トレドのこの景色は何度見ても感動してしまいます。

彼女がいる間に一日お休みをもらったのですが、私はその間にも彼女をプラド美術館に連れて行った後に書類手続きや保育園の予約手続き(出産前にやるとは思いませんでした!)をしていたので、今度はもっと落ち着いて時間を割きたいなぁ・・・とちょっと思いましたが。 (W、ごめんね。)

10月末には偶然私がロンドンに出張になり、彼女がわざわざ電車に乗ってロンドンまで会いに来てくれました。私自身はロンドン市内を歩くのは10年ぶりということで、あまり勝手もよく分かっていなかったのですが、そこはやはり英語の通じる国。一人でも落ち着いて過ごせるものだなぁ、と実感しました。

パブの外観。この緑の美しさはイギリスだなぁ、なんて思ってしまいました。

パブの外観。この緑の美しさはイギリスだなぁ、なんて思ってしまいました。

彼女と会ってからは二人でパブに。意外と美味しいボリュームたっぷりのイギリス料理をいただきました。その場にいた男性が親しげに話しかけてくれ、観光も含めてロンドンについて楽しく話すひと時もありました。こういう人と人との交流が旅の醍醐味ですね。

Fish & Chipsと、おしゃべりを楽しんだ男性。

Fish & Chipsと、おしゃべりを楽しんだ男性。

彼女とは、海外で暮らすということ、自分の今後、異なった価値観を共有するということ等々話しました。話していて思ったのは、彼女がその優しい笑顔の影で沢山の苦労と努力をし、沢山の素晴らしい経験を経て、周りに沢山の幸せを与える女性になったんだな、ということです。真摯に人生と向き合ってきた人の強さと優しさを感じました。

どこも絵になるロンドン。穏やかな秋の一日。

どこも絵になるロンドン。穏やかな秋の一日。

彼女は引っ越し作業の忙しい中、私の為にロンドンで時間を割いてくれ、今は既に日本に帰国しています。また彼女に再会できる日を、今から既に楽しみにしています。

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