Haruki's way

〜スペイン・この不可思議な国〜

兄の来訪とクリスマス

クリスマスの飾り付け。今年のテーマは白と銀です。

クリスマスの飾り付け。今年のテーマは白と銀です。

今年は12月18日から休暇をもらい、ルクセンブルグの義理の両親の家でゆっくり過ごしています。今回のクリスマスは、何と日本から私の兄がわざわざルクセンブルグまで来てくれました。兄にとっては、ヨーロッパのクリスマスのお祝いの仕方、料理の数々、外国語での生活には慣れない部分もあると思い、ちょっと心配もしていたのですが、思った以上に溶け込んでいてホッとしました。同時に、兄が来ることを本当に喜んでくれ、家族の一員として接してくれた夫の家族に感謝でした。

家から見る雪景色。

家から見る雪景色。

兄は23日にブリュッセル着、24日のお昼過ぎに電車でルクセンブルグに到着しました。駅まで迎えに行き、無事に兄と対面した時には思わずこっちがホッとしてしまいました。

そこから夫の両親の家に戻り、皆で(かなり遅い)お昼。その後兄は夜に向けてお昼寝。私たちはディナーの準備です。私の担当はブッシュ・ド・ノエル (Bûche de Noël=フランス語で『クリスマスの丸太』)というケーキ、はまぐりのお吸い物。夫は鶏肉、義両親はフォワグラと添えのサラダ、飲み物の準備・・・と色々動き回りました。

ルクセンブルグという土地のせいか、夫の家族の家のクリスマス料理は典型的なスペイン料理ではありません。フォワグラはフランスですし、それに合わせて出されるブリオッシュというパンもスペインではなかなか見つかりません。サラダにざくろの赤い果実を散らすのも、スペインと言うよりはフランスのよう。フォワグラに添えるデザートワインは、今回はポルトガルのものでした。こういった組み合わせが、それぞれの家族の歴史を物語っているようで面白いです。

フォワグラ。一人でこの量はかなりですが、他の皆はペロリ!

フォワグラ。一人でこの量はかなりですが、他の皆はペロリ!

その後に、コンソメの代わりに私の作ったすまし汁をスープ皿でサーブ。これもなかなか好評でした。ローストチキンも、今回の夫のレシピの料理(確か、アメリカのレシピサイトから見つけたもののはず・・・)はとても美味しくて満足満足。ケーキもなかなか喜んでもらえたようで嬉しかったです。

ブッシュ・ド・ノエル。実物はすごく大きかったです。

ブッシュ・ド・ノエル。実物はすごく大きかったです。

ゆっくり食事をした後は、義母に皆サンタ帽を被せられ、プレゼントタイム!前もってクリスマスツリーの下に沢山置いておいたプレゼントを、それぞれ自分の所に持って来ては開封します。ものすごい量のプレゼントがあってびっくりされましたが、実はプレゼントと呼べるのか分からないもの(ビールとグラスのセット)等もあり、「今回は量だけ見るとやけに豪華ね。」と義母と笑っていました。

笑っている兄にも魔の手が・・・!

笑っている兄にも魔の手が・・・!

プレゼント開封後は近所の友人カルロスの家へ。この時点で既に1時半。皆でビンとスプーンを使って音を鳴らし歌いながら、その家まで行進!温かく迎えてもらい、そこでパーティー第二弾開始です。カルロスは50代の素敵な紳士ですが、彼のご両親(恐らく80代後半)や娘も交えてのパーティーは何と5時位まで続きました。その時間まで起きて踊るご両親に感嘆。。。戻ってからゆっくり休み、次の日は午後1時頃に起床。こんな狂った時間で生活するのも、やはりヨーロッパならではだと思います(笑)

兄とはその後ルクセンブルグの市街に出かけて名物のソーセージを食べたり、家のすぐ近くの林を散歩したり、家でゆっくりしたり・・・ゆったり過ごしました。あまり観光という感じではなかったですが、夫の家族と兄が仲良く過ごせたのがとにかく嬉しかったです。

市街のクリスマス屋台。凍えるような寒さも忘れるほどの温かさ。

市街のクリスマス屋台。凍えるような寒さも忘れるほどの温かさ。

クリスマスの後の休暇についてはまた後ほど♪

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