Haruki's way

〜スペイン・この不可思議な国〜

難しい。。。

Francesco Marinoの画像をFree Pageより拝借。

Francesco Marinoの画像をFree Pageより拝借。

今課題の一環として英語の契約を作っています。私は他の人達が作ったのをチェックする係だったのですが、やっぱり大陸法の契約と英米法の契約の違いか、はたまた一緒に仕事をしている人がラテン気質のせいか、かなり盛り込み過ぎて破裂寸前の契約でした。昔の上司だったら、「これは〜、何か美しくないよねぇ、美しくない。」って言いそう(笑)直しながら、自分が新人の頃に上司から言われたことなんかを思い出したりして。「あの頃こういう仕事をしておいて良かった」と思う反面、「うーん、もう少ししっかりやっておけば良かったかなぁ」なんて思ってしまいます。

タイトルの「難しい」は契約作成ではないんです。契約作成に関して皆で仕事をすることの難しさ。例えば、「明日は3時に集まって」という連絡が前日の夜11時に届いたり。そして、当日午前中に「OK」と言った友達が、直前に「友達が来ることになったから行けなくなった。ごめん。」と言ったり。こういうのって当たり前なのかなぁ。

あと、「英文をスペイン語に翻訳するのも手伝ってくれる?」って友達に言われ、「良いよ。」と返事をする前に、その友達が皆に向かって「Harukiが翻訳してくれることになりました。」というメールを流していたり。慌てて「そう約束してないよー!」っていう訂正メールをこっちが送りましたが、こういうのってルール違反だよ〜。日本だったら無礼千万だけど、こっちでは普通なのかな。

あと、私は皆との交渉を進めていく過程で、相手の意見にも同意してから自分の話に持って行こうとするけれど、何人かの友達に「くだらない意見だったんだから、こうパパっとはねつけて自分の意見を押した方がいいよ。」と言われました。他にも、「自分が悪くないと思ったら、『こっちも迷惑をかけたかもしれないね。』みたいなことは絶対言っちゃダメ。相手に自分にも非があるという風にとられるよ。」とも言われました。

でも。。。皆が皆そういう風に言い合ったら、まとまるものもまとまらないと思うんだけどなぁ。これがスペイン特有のものか、ラテン特有のものか、まだまだ経験の浅い私には測りかねますが、やっぱり自分は日本人だなぁ、と思う日々です。そして、日本の美徳もあると深く実感しました。ま、それを海外でも使うと利用されるかもしれない、ということは肝に銘じておかなければ。

ビーズアクセサリー。

ビーズアクセサリー。

写真はこの前試験後に幸せ気分で作ったビーズのアクセサリーの数々。皆にあげてばかりで自分のものは何もなかったので、ブレスレットは自分用です☆

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7 Comments

  1. >例えば、「明日は3時に集まって」という連絡が前日の夜11時に届いたり。
    そして、当日午前中に「OK」と言った友達が、直前に「友達が来ることになったから行けなくなった。ごめん。」と言ったり。
    こういうのって当たり前なのかなぁ。
    わかる!日常茶飯だよ。イギリスだけかと思ったら、スペインもそうなんだねえ。最初かなーり戸惑うよね。
    アルバイトとかでもシフトを急に休んだりとか普通らしいよ。マネージャーも「あっそう」みたいな感じだって。日本じゃありえん。
    あと私の友達(イギリス人)に、「キャンセル続きで驚いている」みたいなこと言ったら、「私が一番いやなパターンは、夕食に招待していて、全部準備しおわったあとに、『やっぱり行けない』って連絡がくることよ〜」と言われたよ。
    え…ええ?!!
    そんなんやられたら泣くんですけど。
    というか、日本でやったら友達いなくなるよ?!
    …と思いつつ、この子とは何かを共有できる、と、信頼感が強まったのでした。そんな時は私が食べに行くんで呼んでくれ。とか気づいたら超格好いいこと言ってました、私。

  2. ↑バカ。
    つっこみいれつつ、アクセサリー拡大してみたらちょうかわいい!今度つくって☆

  3. ビーズアクセサリー素適です♪
    上の考え方は、アメリカで骨身に沁みました!
    ヨーロッパ、アメリカ人には多いと思いますが、東洋人には戸惑いがありましたね〜。あと、トルコ人とアフリカ人も「そんなこと言ったら、共同社会で生きていけなくなる。」って言ってました。
    でも最近ですが、日本人にもそういう人もいました。私は東洋人なので、ああいうのはイヤです。もちろん法律、経済関係では仕方ありませんが。

  4. なんか読み返したら1%だけ誤解を生む余地があった気がするので書きますが、言うまでもなく、「バカ」は自画自賛している私のことです。

  5. >wcy
    夕食に招待して一度来なかった例はあるよ。しかもその理由が「ちょっと疲れたから」。
    ま、他の人は皆来たからショックを受ける程ではなかったけど、やっぱり作る側のことを考えてほしいよねー。
    違いと言えば、アメリカやドイツでは「パーティーは何時まで」って言うと本当にその時間で終わりなんだけど、スペインではそもそも時間設定をしないの。それはちまちましているみたいで良くないんだって。
    あと、「そろそろ帰らなくちゃ」って言った直後に帰るのも失礼に当たるみたい。「そろそろ」から1、2時間は皆立ち話をして過ごすのが当たり前とされていて、私にはそれが眠くて辛い時があるなぁ。。。
    ビーズアクセサリー、こっちに来たらあげる☆
    >ウェイシーさん
    アメリカでは結構ありますよねー。律儀な人は律儀だから、全てとは言えないんですけど、やっぱり自己主張が強くて、勝手な部分がある程度容認される社会なんでしょうね。
    日本って、共同社会で縛られている部分もありますけど、皆が協力しようとする姿勢は良い点だと思いますよね。
    >でも最近ですが、日本人にもそういう人もいました。
    うーん、共同社会で生きていけなくなるのでは?!

  6. まさに国民性の違いだね!
    私なんて妥協の日々ですよ。でも謙虚な人みると
    心が洗われるから自分も謙虚になろうって良い意味で思うんだけど。。決して卑屈でなく。。
    でも,やっぱり言ってない事を言ったように第三者に言うのは
    納得いかないなあ。。あと,約束を安易に破るのはね。。
    ま、結論は日本人の国民性もいいとこ多いっていうことでした。

    • >Hoffnungさん
      返事が遅れてごめんなさい!

      謙虚であるということはやっぱり美徳だよね。
      ただ、謙虚と自分を軽く考えるのの区別が難しいと最近とみに思います。
      一人一人色んな可能性を秘めている存在だから、「身の丈に合ったもので」と言っていると本当に自分ができることに到達できないのかも・・・って。でも、傲慢になるのはもっと良くないので、ここはしっかり考えなくちゃいけないね。

      >ま、結論は日本人の国民性もいいとこ多いっていうことでした。

      うん、いいところいっぱいあると思うよ。
      細やかな良い人たちが多いと思う☆