Haruki's way

〜スペイン・この不可思議な国〜

Normandie 2 Bayeux (バイユー)

水車の回るのどかな街でした。

水車の回るのどかな街でした。

結婚式を終えてから、まずはBayeux(バイユー)という街に行きました。ここで有名なものといえば、1066年のヘイスティングスの戦いでイングランドに勝ったノルマンディー公ウィリアムの有名なタペストリーでしょう。これは世界史でちらっと勉強した程度でしたが、この戦いによりイングランドは非常な衝撃・屈辱を受け、以後のイギリス人のメンタリティを変えたとも言える重大事件だそうです。

山川の世界史教科書を使った人なら、タペストリーの写真を覚えているはず。実はあのタペストリー、長さが70Mもあるんです!ナチスドイツがフランスを占領した時、このタペストリーも取ろうとしたけれど失敗したというものです。ウィリアムはフランス語ではギヨーム(Guillaume)。実は、Guillaume el Conquerantとフランス語ではいいます。個人的には慣れ親しんだウィリアムの方がしっくりくるかしら。

ノルマンディー公ウィリアムのタペストリー

ノルマンディー公ウィリアムのタペストリー

バイユーはイングランドの田園風景に似た風景でとても可愛らしい印象を与えます。石造りの家や木製の風車、茶系の色の中にたくさんの花々が咲き乱れ、思わず写真を撮ってはがきを作りたくなってしまいました。

さり気ない花々と青いドアのコントラスト。

さり気ない花々と青いドアのコントラスト。

でも、一番有名なのは、やはり第二次世界大戦の時の「ノルマンディー上陸作戦」の戦闘の跡地でしょう。ノルマンディー地方のいろいろな場所で同じ日に上陸作戦が行われたので、全部を見るとなると数日かかってしまいますが、改めてその跡地に行ってみて、浜辺の広さや大砲の跡、慰霊碑の数の多さに驚きました。と同時に、多くの兵士が死ぬかも知れないと思いながら戦地に赴いたという歴史を、現実のものとして感じました。家族や恋人を残し、国を救う為にこの作戦に参加して人達に思いを馳せずにはいられませんでした。

では、ノルマンディー上陸作戦は後ほど。

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